今日はバーボンウイスキーから「オールドクロウ」をご紹介します!
オールドクロウとは?
アメリカ ケンタッキーで生産される低価格帯のバーボンウイスキーです
スコットランドの移民であるジェームズ・C・クロウはフランクフォートにて1830年代に酒類の蒸溜を開始し後にそれがオールドクロウと呼ばれることになった、とのことです
ジェームズ・クロウは医学博士でもあったそうな。サワーマッシュ製法というバーボンの製法に一大革新に多大なる貢献をしました
大麦を掴むカラスのラベル
カラスがオオムギの穂の上に止まっているロゴは、南北戦争間に北軍と南軍の懸け橋となるシンボルとして生まれたとうわさされています
オールド・クロウを二度と飲めなくなることを恐れた兵士たちは、リンカーン大統領に
「我々は素晴らしい紳士であるオールド・クロウを逃がしてはなりません。思い出してください大統領、最も鋭い爪を持つカラスはオオムギを永遠につかみ続けるものです
と手紙を送った。
戦後、ロゴはジェームズ・クロウの絵から現在のカラスがオオムギを持っているものに変更されたそうです
大麦を掴むカラスのラベル。DR.JAMES CROW’Sの文字がありますね
キャップ式のボトルトップ
オールドクロウの香りと味の評価は?
オールドクロウ。調べれば調べるほど歴史が深い銘酒であることが伝わってくる銘柄です
バーボンの勉強はあまりできていないので、このオールドクロウからバーボンウイスキーの魅力を紐解いていきたいと思います!
コーン由来の甘く香ばしい香り
ほんの少しだけ赤み明るいゴールド。香りをかいでみると、まずはじめに感じたのがかなりダイレクトなトウモロコシ感。まるでポップコーンか?と思うような印象を受けました
あとすごく蜜っぽい。バーボンウイスキーの多くはかなり香ばしくスパイシーな香りが前面に出てくるものが、ここまでレビューしてきたもののでは多かったのですが、オールドクロウに関してはもっとトロッとした香りです。とっても魅惑的
自然を感じるワイルドな豊かさ
実際に口にしてみると感じるのは香ばしくと甘い芳醇さ。ただ1番特徴的に感じたのは、トウモロコシを収穫して、少し土の香りがするような畑のイメージが湧いてきたことです
バーボンの中でもトウモロコシ由来のワイルドさが全体にあり、とっても美味です
ジムビームやワイルドターキー、アーリータイムズとも全く異なったキャラクターで、飲みやすさは中でも1番2番を争うかも…
初めて飲めば飲みやすさを感じるだろうし、何本かバーボンを飲んできたあとなら少し独特さを感じるかもしれません。古いブランドだからなのか、時代的にマッチしているイメージがあんまりしないんですよね。珍しい味わいです。個人的にとてもすき
オールドクロウ。ボトルを見るたびに気になっていた銘柄だったのですがとうとうテイスティングすることができました。今後クセになる気がしてます
かなりお手頃価格で買えるバーボンウイスキーの一つです
バーボンウイスキーの開拓、楽しいなぁwそろそろ多様性を感じられるようになってきました。
やっぱりスコッチ、アイリッシュ、ジャパニーズとは全く違う表情を見せてくれるので、とても興味をそそられます。オールドクロウ、よかったなぁ…まだ試したことがない方は、ぜひ試してみてはいかがでしょう?
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こんにちは!ウイスキー藤村です!