ジャパニーズウイスキーの父、竹鶴政孝の名前を冠したニッカウヰスキーの名作「竹鶴」。
どれだけウイスキーに詳しくなくても名前は誰でも知っていると言えるほどメジャーな銘柄でありながら、最近では希少性と入手難易度が高くなっています。
ノンエイジ以外のラインナップは全て終売となっており、ノンエイジでさえも2020年3月に発売された数量限定品がプレミアム価格になるなどして、人気は衰えることを知りません。
- ニッカウヰスキー渾身の名作!
- 複雑な味わいはまさに芸術品
- 2020年3月にピュアモルト竹鶴(ノンエイジ)が数量限定発売
- 熟成表記モノは未だ終売のまま
- ネット価格は約6倍の40,000円にまで高騰…
- じつは定価7,000円だった!
- 余市と宮城峡のノンエイジはまだ定価で買える
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【商品紹介】
日本人においしいウイスキーを飲んでほしい、果てない夢に生涯を捧げた、日本のウイスキーの父と呼ばれるニッカウヰスキー創業者:竹鶴政孝。
彼の傍らにはいつも、ひとりのスコットランド女性の姿がありました。妥協することなく、夢を追い続けた竹鶴。
愛をこめて彼を”マッサン”と呼び、共に生きたリタ。ふたりの想いと情熱は17年以上熟成したこのピュアモルトウイスキーにもしっかりと受け継がれています。
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【公式テイスティングコメント】
心地よくやわらかな樽熟成香と湧き立つような深みのある華やかな香り、まろやかでありながらしっかりとしたコクと円熟した旨み。
爽やかな余韻とすっきりとした後味が特徴です。
-裏ラベルより
こちらはもう3〜4年前に買ったもので、おそらく唯一、おおきく定価以上の価格を出して、手にした1本です。たしか2万円台。
ほんとにこのままでは一生飲めないのでは…???
とおもい、ほとんど血迷って購入した記憶があります
いまに始まったことではないですが、特にニッカウヰスキーは原酒不足による休売・終売が相次いでおり、やっとさいきんになって「シングルモルト余市10年」が数量限定(年間9,000本)で復活する、という状況になっています
あまり馴染みのないエイジングのニッカ製品
ぼくと同じように、ちょうどNHKドラマ「マッサン」と同時期にウイスキー沼にハマっていった方も多いと思います
そういった方は、ニッカウヰスキーのエイジングものにはあまり馴染みがないのではないか?と予想しています。 当時からすでに、まるっきりみかけませんでしたから
当時、じっさいにのめる場所いえば、北海道の余市蒸溜所か、仙台の宮城峡蒸溜所、または「The Nikka Bar」や、一部のバーにはちらほらと。
店頭で余市、宮城峡、竹鶴の熟成表記物はほとんどみたことがなく、唯一、蒸溜所で見かける「ニッカウヰスキー鶴」が買えるか買えないか、という程度でしたから、個人的にニッカはあまり、舌に馴染みがありませんでした。よってサントリーに走りがちという、、、
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竹鶴ラインナップの定価と現在の市場価格
すこし気になったので調べてみたのですが、そもそもの竹鶴ラインナップの定価と、現在の市場価格をざっくり調べてみました
商品名 | 定価(税別) | 楽天市場価格 (2022年9月現在) |
竹鶴ピュアモルト | 4,000円 | 8,900円 |
竹鶴17年 ピュアモルト ※終売 | 7,000円 | 40,000円〜 |
竹鶴 21年 ピュアモルト ※終売 | 15,000円 | 73,000円〜 |
竹鶴 25年 ピュアモルト ※終売 | 70,000円 | 320,000円〜 |
今回レビューしている竹鶴17年は約40,000円から。店頭で見かける確率はツチノコなので、もし買おうとするならやっぱりそれだけかかるんですね、、、。
2万円台で買えていただけよかったのかもしれません
メルカリでは空ボトルが売られていたり…
またまた一応ですが、闇の深いメルカリ市場を覗いてみると、からっぽの竹鶴17年が2,500円〜7,000円ほどで売られていました。売るのも買うのも、あまりいいこととは言えません
当ブログとしては、メルカリでの購入は偽装品を引く確率が一定数あるため、あまりおすすめしていませんので、
どこかで会えたらいいね
くらいで考えるのが、われわれ野良ウイスキー愛好家としてはいい距離感かもしれません
ちなみに、ノンエイジの竹鶴でさえ、2022年9月現在では約1万円ほどと、2倍以上の価格がついてしまっています。
2020年の3月末に数量限定といことで再販していたのですが、どうやら、かなり少なくなってきている印象です
竹鶴が見つからない!の代替案。ノンエイジ余市と宮城峡
ノンエイジ余市と宮城峡に関しては、まだまだ出会える確率が高いと思われます。
どうしても、という思い入れがないかぎり、そのほかニッカウヰスキーのラインナップ、ノンエイジの余市や宮城峡をいただくことに、個人的にはしようと思います。
ノンエイジ余市と宮城峡に関しては、税別4,200円ですので、Amazonでも楽天でも価格帯は比較的まだ健全。
2022年9月現在では、スーパーやドンキ・ホーテ、成城石井などでは定価でみることができます。
商品名 | 定価(税別) | 楽天市場価格 (2022年9月現在) |
シングルモルト 余市 | 4,200円 | 4,900円〜 |
シングルモルト 宮城峡 | 4,200円 | 4,300円〜 |
竹鶴ピュアモルトのチョコやアイスが大人気
竹鶴のウイスキーそのもの人気もさることながら、竹鶴ピュアモルトが使われたプレミアムスイーツシリーズが人気を博しています。
アイスクリームはまだ食べたことないのですが、シルスマリアのチョコレートが信じられないほどのコク深さで感動しました。
竹鶴の味わい、コクも感じることができ、かなり満足度が高いので特別な日や自分へのご褒美、プレゼントなどにオススメです。
おいしいこと間違いなしなので、ぜひチェックしてみてください。
【竹鶴 17年ピュアモルト】の詳細📝
【竹鶴 17年ピュアモルト】
◯原産国:🇯🇵日本
◯生産者:ニッカウヰスキー
◯タイプ:ピュアモルトウイスキー
◯原材料:モルト
◯アルコール分:43%
◯定価:税別7,000円
【ウイ藤のテイスティングコメント】💬
【竹鶴 17年ピュアモルト】
◯試飲量:15ml
◯飲み方:ストレート、トワイスアップ
◯グラス:KYKEY – AROMA GLASS BASIC
👀色:赤みがかった黄金色
👃香り:輝くように妖艶な蜜、きわめて甘味に熟したオレンジ、いちごとカカオチョコレートの強い香り、すこしぬるくて曇ったイメージ、マスカットのような爽やかさもある、アルコールの刺激はチリチリとスパイシー、黒蜜・黒糖のように深くて甘い、ペドロヒメネスシェリーの雰囲気
💪ボディ:フルボディ
👅味:深煎りカカオのコクと苦味、バターの芳醇さが噛むほど大きく広がる、甘酸っぱくて魅惑的なオレンジソース、黒っぽい煙、赤りんごのバターソテー、おいしくて甘い肥料、粗挽きのブラックペッパー、焦がした木材
🎵余韻:ぶわりと広がるが重くなく、球状に広がるように長く続く
【竹鶴 17年ピュアモルト】の評価✍
ひとくち含めば、すぐにその味わいの複雑さに驚きます。
とても多面的、ダイヤモンドカットのようにみる場所みる角度ですぐさま表情をかえてしまうような、、、。
また、とても多奏的です。じっくりと噛むように、舌を叩くように味わってみると、さまざまフルーツのヒント、それを包みこむ黒糖のような深い甘さにとろけてしまいます、、、
理性をシャキッとさせるような、エッジの効いたスパイシーさがボディに輪郭を引いていて、とても立体感があり、芸術的なバランス感であると感じました。
竹鶴は複雑で、すこし難しい味?
いっつも、いただくたびに思うのですが、竹鶴って結構むずかしい味わいしていませんか?
一筋縄ではいかないというか、飲み手を試すような複雑さで、時間をかけてすこしづつ謎が溶けていく、そんな印象があるんですよね。よって、芸術的な印象、という。
ノンエイジ竹鶴でさえ、おなじような印象があって、頑なというか、そんな感じがします。
かなりブランドネーム、マッサンの効果で異常なほどに価値が高まってしまったわけですから、あまりみんな味わいについては知らないのかもしれないとか、ちょっとそんな気がします。
もしであえたなら、そのときはじっくり時間をかけて味わってみていただきたいです。いろんな表情を見せてくれて、たくさん楽しませてくれる1本です。
ニッカから2022年9月13日に新発売「ジンスパイア」
そいえばちょっと話かわるのですが、ニッカウヰスキーから面白いジンがでるんですよね
こういった気になる商品だしてくれるからニッカさんだいすきです。
◯追記(2022年10月10日)
「ジンスパイア」の記事を書きましたので、よろしければあわせてご覧ください。
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こんにちは!ウイスキー藤村です!