今回は、「アラン21年」をテイスティングしてみました!
【 アラン21年】の商品紹介🗒
【商品紹介】ウィスク・イー商品紹介サイトより
アランモルト21年はファーストフィル、セカンドフィルのシェリーホグスヘッドで熟成した原酒のみをブレンドした21年熟成。
—————————————–【公式テイスティングコメント】
色:リッチアンバー
香り:シトラス、甘い麦、ダークチョコレート、ジンジャー、ドライフルーツ
味:ヘーゼルナッツ、マーマレードジャム、アプリコット、オーク、ダークフルーツ、クローブ
【アラン21年】の詳細📝
◯原産国:🏴スコットランド
◯地域区分:アイランズ、アラン島
◯販売元:ウィスク・イー
◯蒸溜所:アラン蒸溜所
◯タイプ:シングルモルト
◯原材料:モルト
◯アルコール分:46%
◯販売価格:17,000円程
【ウイ藤のテイスティングコメント】💬
2021.8.15(日)11:30@あいまいな酒場
◯試飲量:10ml
◯飲み方:トワイスアップ
◯グラス:グレンケアン
👀色:黄金色
👃香り:香りだちは強め、完熟で魅力的なパイナップル、トロピカルフルーツキャンディー、ミルキーな桃のフレーバー、バターらしい芳醇さが奥から溢れ出す、青っぽい葉ものの雰囲気も確かにある、オレンジー果汁のジューシーさが極めて濃厚、甘やかなバニラの香り、ウッディさがしっかりと土台を固めている、清涼感はミントを初めとするハーブ、少しマスカットらしさ、ポジティブなトロピカルフレーバーの宝庫、フローラルさからラベンダーの癒し効果/時間が経ってからプラムらしい甘酸っぱさを感じることができる
💪ボディ:ミディアム
👅味:香り同様トロピカルなテイストが豊かに感じられる、気温の高さを感じる熱のあるウッディなスパイシーさも同時に感じる、舌触りはとても心地よく、パイナップルと桃、よく噛み締めるとグアバやパパイヤのようなテイストもででくる、つるりとして艶やかな甘さ、細かく粉砕されたペッパーのアクセント、唾液がどんどんと分泌される魅惑的な味、マイルドさもありよりよく調和が取れている、ポジティブな味わいが見事な仕上がり
🎵余韻:南国の心地よさがとても長く続いていく
【アラン21年】の評価✍
ポジティブなトロピカル要素で固められた王道売れ線J-POPのような味わい
かなり親しみやすく、「面白みにかける」と言う評価のパターン以外にマイナス評価を受けそうにないと感じるまでに完成度の高いしあがり。
現代のウイスキートレンドをガッチリ掴んでいるよう。
しかしポジティブで魅力的な要素だけではなく、中毒性を作るちょっとしたクセらしさも隠されているから抜かりがない。
完璧だけれど完璧ではない。
多くの飲み手から支持されること間違いなしの味わいであり、嫌いになる要素が見つからない一本
【アラン10年】との飲み比べ
実際に10年との飲み比べをしてみると、香り構成の印象やイメージ、コンセプトのようなものが統一されており、”らしさ“を感じとることができる。
10年では少し酢かプラムらしい酸味と”返し“がより明確にあるようで引っかけて離さない。
この”返し”が中毒性やクセになる感覚を生み出しているよう。
10年の「甘さ」は白砂糖のような、果物に直結しない甘さがベースに感じられ、フルーティさはもちろん感じるのだが果汁を”足した”イメージで、変わって21年では果糖感、果物の甘さがそのまま感じられるのが不思議である。
飲み比べて分かったが、21年では奥から硝煙らしいニュアンスが感じられる。
より一層深みや旨みを演出する個性が21年には現れていることを体験することができた