カフェインの取り過ぎ、お酒の飲み過ぎには十分注意しましょう!たくさんお水を飲みましょう!(身をもって)
さて今日は、昨日の「ジョニーウォーカー」に引き続き、爆発的ヒットを世界で起こしたスコッチウイスキーである「バランタイン」から…
バランタイン17年 トリビュートリリース
のご紹介です!
バランタイン17年 トリビュートリリース
日本限定ですが、全国の酒屋さん、ネット通販にて購入できます
バランタイン17年 トリビュートリリースとは
今回は、日本で人気の高い「バランタイン17年」の誕生80周年を記念して、「バランタイン17年 トリビュートリリース」を日本のみで販売するものです。5代目バランタインマスターブレンダーである「サンディー・ヒスロップ氏」が、80年の歴史に思いを馳せながらブレンドしたこだわりの逸品です。
<中味について>
「バランタイン17年」の主な原酒に加え、ファーストフィル(←新樽にシェリーやバーボン等のお酒を熟成させ、払い出した直後の樽のこと)のアメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽の原酒を使用しました。さらに、冷却ろ過を行なわない“ノンチルフィルタード製法”を採用し、アルコール度数を48%にすることで、原酒由来の豊かな味わいを実現しました
現在の「バランタイン」は、「ペルノ・リカール」傘下、「ジョージ・バランタイン&サン」によって製造・販売されています
日本ではサントリーアライドとサントリースピリッツが共同輸入し、サントリー酒類(二代目法人)が販売を受けもっているそうです
バランタイン社の創業者は「ジョージ・バランタイン(1809-1891)」
スコットランドのローランド地方出身のジョージは13歳でエジンバラの食料品店に奉公にでて、5年後の18歳になるころには独立し、食料品を扱う小さな店を構えます
(↑昨日の「ジョン・ウォーカー」にしてもそうだけど、若いうちからたくましくない?w見習えよ、おれ。)
1853年「アンドリュー・アッシャー」が世界初「ブレンデッドウイスキー」を発明したことに刺激をうけて、1869年 自らブレンダーとなりウイスキー製造に取り組むことになります。このとき50歳くらい
当時のブレンデッドウイスキーの反響はめちゃんこにすごかったらしく、多くの商人がブレンデッドウイスキーを作り始めたらしいんですね
もっともっとブレンド技術を高めたかったジョージはエジンバラからグラスゴーに移り、エジンバラでの経営は息子であるアーチボルトに任せ、ブレンド技術の向上に没頭していきます。このとき60歳ほど。チャレンジ精神がものすごい
そしてジョージが70歳になったころ。ジョージのブレンド技術は世に知れわたりますが、それから10年後の1891年 ジョージは80年の生涯を終え、長い眠りにつきます
それから4年後、1895年にジョージの想いを継いだ息子のアーチボルトが、エジンバラの街で一番の大通りである「プリンシズ・ストリート」にバランタイン専門店を開きました
(↑プリンシズ・ストリート、今ではスコットランドのお土産やさんで賑わっていました。隣には広い庭園があり、歩いているだけで本当に気持ちのいいところです…またいぎだいぃ!!!)
類い稀なジョージの努力、息子アーチボルトの経営の甲斐あり、バランタイン専門店をオープンした同年 ヴィクトリア女王がグラスゴーに訪れ、バランタイン社に王室御用達の称号をあたえました。これがさらにバランタイン発展の起爆剤となったようです
そしてそれから時はすぎ1937年、のちに「ザ・スコッチ」とまでに呼ばれることとなる「バランタイン17年」が当時マスターブレンダーであった「ジョージ・ロバートソン」の指揮のもの爆誕し、これが世界的大ヒットになったよ、というのがバランタイン発展の歴史となります。
そんなバランタインから、今回ご紹介する「バランタイン17年 トリビュートリリース」は5代目マスターブレンダーである「サンディ・ヒスロップ」が80年の想いを馳せてブレンドした、こだわりの一品だそうです!
①ヴィクトリア女王が王室御用達の称号を与えた
②1937年に発売されたバランタイン17年が大反響
「80年」の想いを馳せてブレンドした自信作
このボトルの中身についての話がまだでしたねw
バランタインという銘柄は「ハイランド」「ローランド」「スペイサイド」「アイラ」というスコットランドの4つの地方で厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を使ってブレンドされています
世界的ヒットを飛ばした「ザ・スコッチ」である「バランタイン17年」には「魔法の7柱」という中核となるモルト原酒が使われており、それらは
<魔法の7柱>
①「スキャパ」
②「プルトニー」
③「バルブレア」
④「グレンカダム」
⑤「グランバーギー」
⑥「ミルトンダフ」
⑦「アードベッグ」
の7蒸溜所原酒のことを指します
これらは中核とされているだけであって、実際には40-50種以上の原酒が使用されているそうで、そのマスターブレンダーが決めたレシピについては企業秘密であるといいます
比率であるレシピについては語られていませんが、今回の「バランタイン17年 トリビュートリリース」の製法について教えられているのは
①「バランタイン17年の主な原酒に加え、ファーストフィルのアメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽の原酒を使用」
②「ノンチル・フィルタード製法(←冷却濾過をしないので素材そのまま)を採用」
③「アルコール度数は48%(バランタイン17年は40%)」
ということ…。特に度数がかなり違うため明確な違いがありそうで、かなりワクワクしてまいます…(よだれだらだら)
「魔法の7柱」を中心にして40-50種以上の原酒でブレンドされている
↑白を基調とした爽やかなラベルデザイン。ちなみにラベル中心にある紋章の盾には「ウイスキー造りの4大要素」が描かれています
そのうちわけは
①左上「収穫されたばかりの大麦」
②右上「原野を走る清流」
③左下「ポットスチル(蒸留釜)
④右下「オーク樽」
です。この紋章にはバランタインが出来上がるまでのストーリーが凝縮されているんですね!覚えとくとドヤれるぞ!
あと、紋章の色が赤いのは1937年当初の「バランタイン17年」と同様にするためだといいます。覚えとこう!
ラベルの紋章にはストーリーが秘められている
トップはスクリュー式ですね♪上からみてもかっこよすぎわろた
それでは…
ウイスキー藤村’sコメント
実際の仕上がりはどうなんでしょうか、、、
たのしみたのしみ、、、
バランタイン17年 トリビュートリリースの香り
くんかっ…..くんかっ……………..おぉ…………
あぁ…なんて心地よい香りなんだぁ…圧倒的な安心感…すべてを包み込んでくれる包容力…
まず1番さいしょにやってくるのはすっきりとした甘さです…とてもフレンドリーにほほえんでくれている…
すぐさま追ってくるのはシトラスらしいジューシーさ…オレンジの果汁がはじけたように爽快かつやわらかくあたたかい香りで…
親しみやすいハチミツの甘さが一気に鼻の中、そして口の中まで覆っていきますね…和んでしまうなぁ…
魅惑的な香りの数々に惹かれて、もっともっと奥のほうに香りを探りにいってみると、ほのかなスパイシーさと酸味が現れて、香り全体を引き締めているさまを感じることができます…
土っぽさ、大地感、木の皮のような自然み溢れた香りも確かあり、上品でありながらも圧倒的な安定感の土台を作り出している…
ハチミツらしい甘さと、バターのようなものマイルドさとの芸術的な調和に心打たれますね…たまらねぇ…たまらなすぎる…
バランタイン17年 トリビュートリリースの味
すーっ………………ごくんっ……..んんん……..
おぉ…とっても繊細だぁ…優しい…心地いぃ…お上品…
まず舌へのアタックは中程度からやや控えめ。繊細なタッチが印象的です…舌触りは極めてなめらかで、まるでビロード、琥珀、またはシルク、ベルベット…
なめらかな舌触りを感覚器が受信した直後、溢れだしたのはりんごとハチミツのあまりに優しすぎる甘み…
そのあと口の中をいっぱいにしてくれたのはまるでシナモンのような甘さとスパイシーさのコラボレーションです…ここらへんにファーストフィルのアメリカンオーク樽やヨーロピアンオーク樽由来の要素が隠れているんでしょうか…なんだか不思議だぁ…
そしてほのかに感じたのはよもぎのような草っぽさです…または木の香味のようなニュアンス..,シナモンの味わいから連想していったのかもしれません…
心地よくなめらかに、個性の響きあいは長くつづき、ゆったりとした気持ちへと移りゆく感覚を確かに覚えます…
チリっとさせるスパイシーさもほのかに感じられて、全体の完成度の高さを再認識します…「曲」のようであり、「料理」のようであるという…ほんとにすごすぎるんだなバランタインって…
バランタイン17年 トリビュートリリースのまとめ
今日は「バランタイン17年 トリビュートリリース」をご紹介しました
今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏
改めてバランタインの素晴らしさを知るきっかけとなった銘柄でした
そして改めて、バランタインが生まれてきた経緯について調べていくと、とても感慨深いものがあり、今ウイスキーとイチャイチャできている現状は全て、先人の努力の賜物であることを理解します
感謝しながら、 これからもウイスキー藤村をやっていこう!
9,000円から10,000円程度で購入することができます。日本限定品なので、見つけたら即買いですね!
Amazonではこちら👇
「バランタイン17年 トリビュートリリース」
まだ試したことがない方はぜひ、試してみてはいかがでしょう?
以上、ウイスキー藤村でした!
こんにちは!ウイスキー藤村です!