もともとめっちゃ早歩きなんですけど、早くあるいてると「あれ?おれいま、ストライディングマン(ジョニーウォーカーのロゴ)みたいに颯爽じゃね?」とかおもいます。どうでもいいですよね
さて、今日は、「全世界でもっとも売れているスコッチウイスキー」として有名な「ジョニーウォーカー」から
ジョニーウォーカー
グリーンラベル15年
をご紹介します!
(提供:ポッターさん(@potta0602)
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年
全国の酒屋さん、オンラインショップで購入できます
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年とは
豊富な原酒と卓越したブレンド技術を持つジョニーウォーカーだからつくり出せたブレンデッドモルトウイスキー
<「4つのキーモルト」とは?>
最低でも15年熟成したモルト原酒だけを原材料とした「ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年」。・スカイ島の「タリスカー」
・アイラ島の「カリラ」
・スペイサイド地方の「クラガンモア」
・スペイサイド地方の「リンクウッド」をキーモルトとしている
<「シングルモルトウイスキーの良さ」と「ブレンデッドウイスキーの良さ」を併せ持つ?>
グレーンウイスキーを使わない「ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年」は、シングルモルトウイスキーのように蒸溜所の個性を楽しみながら、ブレンデッドウイスキーのように複層的でバランスが取れた味わいを感じることが出来ます。まさにいいとこ取りの贅沢なウイスキーです
ジョニーウォーカーというブランドは創業者である「ジョンウォーカー」が1820年にスコットランドのキルマーノックというところで、食料雑貨屋さんを始めたことがブランド誕生のきっかけなんです。この食料雑貨屋さんでは紅茶と香辛料を売っていたそうな
で、すごいなぁと思ったのが当時のジョンウォーカーは15歳w 農場経営していたお父さんが亡くなってしまい、農場が経営困難になっちゃったからそれを売って、新しく雑貨屋を始めたんですって。すごいですよね
1823年になると酒税が引き下げられたことで「これはチャンスじゃね?」となったジョンウォーカー青年は、そのタイミングでアルコール飲料を売りまくって利益を得た
1825年になるとウイスキー事業が中心になってきていて、ジョン自身も蒸溜所を開設、ほかの蒸溜所とも取り引きしてヴァッテッド”モルト”ウイスキー(=ブレンデッド”モルト”ウイスキー)を製造するようになったみたいです(え!?当時20歳か?w)
「ウォーカーズ・キルノーマック」と名付けて、そこそこの知名度があったらしい…。若いのにすごいねぇって死ぬほど言われたんだろなぁ
1857年になるとジョンウォーカーは亡くなってしまったんだけど、今回ご紹介する「ジョニーウォーカー グリーンラベル15年」はジョンウォーカーが始めて製造販売していた「ウォーカーズ・キルノーマック」と同様、「ブレンデッド”モルト”ウイスキー」、つまり、グレーン原酒を使わない、異なる蒸溜所のモルト原酒をブレンディングしたウイスキー!(ほかのジョニーウォーカー銘柄はグレーン原酒を使う「ブレンデッドウイスキー」)
1997年 世界最大手の酒造企業である「ディアジオ」(←よく聞く!)が誕生したことをきっかけにこのグリーンラベルが誕生したんだって!ジョンウォーカーの想いが現代に再びあらわれた感じがして、なんか、いいですよね。ウイスキーって、なんか…こうですよね…。萌
独特の斜め24度ラベル、四角柱スタイリッシュボトル
あっ、そういえばこの「斜めのラベル」と「四角柱のボトルデザイン」、独特だと思いませんか?まずラベルを斜めに貼らないし、ボトルの形って円柱型が多いじゃない。これ、ジョニーウォーカーが世界的にバズった要因の1つでもあるんだって!ジョンウォーカーの息子 「アレクサンダーウォーカー」のアイデアらしいです
1860年の話、まずボトルの形が四角なのは運送効率を上げるためで、
①「隙間なく箱に詰められる」
②「衝撃を防ぎ割れずらくできる」
っていう理由らしい!天才!w
てか1860年から運送する気マンマンなのすごすぎます。この時点から世界を見据えてたのかもしれないです
で、ラベルはパッと見で目を惹くため。ボトルの幅が狭いから「斜めにした方が目立つんじゃね?」ってなった。今見てもおしゃれだし、誰もやってなかったことをやるってすごすぎる…
この後アレクサンダーの息子、ジョージとアレクサンダー2世の躍動もあって、ジョニーウォーカーはバズりにバズって、「世界で一番売れてるスコッチウイスキー」になった。年間出荷量2億本w
↑一目でジョニーウォーカーとわかる斜め24度ラベル
今回のグリーンラベルは先に書いたように、「4つのキーモルト」である「タリスカー」「カリラ」「クラガンモア」「リンクウッド」をブレンドして作っているから、スモーキーな味わいが想像できるね!
↑ジョニーウォーカーシリーズの「スモーキー⇆アンピーテッド」「リッチ⇆ライト」の分布図はこんな感じらしい。グリーンラベルはややスモーキー、結構リッチという感じですかね。楽しみすぎる!(事後)
↑トップはスクリュー式ですね♪トップまで美しすぎる…神は細部に宿るのですね…
それでは…
ウイスキー藤村’sコメント
ジョニーウォーカーのブレンデッドモルトウイスキー…たのしみたのしみ、、、
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年の香り
くんかっ…..くんかっ……………..おぉ…………
豊かなモルト感…膨よかな甘みがかおっている…贅沢ぅ…
まずはじめに感じたのはみたらしだんごのような甘みとほのかなしょっぱさ、かすかに焼き目を感じる魅惑の香り…
あまさと塩っぽさ、スモーキーな一面からは「タリスカー」を連想する香りになっている…だけどタリスカーほど波打つようにしぶくイメージではなく気品あり、おしとやか…
「どこかポップでフレンドリーな表情をみるなぁ?」と思ったらそこにはパインアメのようなフルーティさが隠れていました…馴染みやすい…
バニラやミルクのようなまろやかなニュアンスも確かにとれ、そこに桃のような甘さが馴染んでいる…うまく混じりあっているんだなぁ…
そよ風のような心地よさがあり、上品でリッチな香り…
樽由来の土や木の香りが下の方からぐぐぐーっと盛り出してくるイメージで力強さ、生命エネルギー感を確かに感じます…大地の香りがする…
奥のほうからかすかに爽やかなミントらしい清涼感がアクセントのためにやってきて、さらさらとさせる印象を強めてくれました…
リッチ、上品、なのに軽やか…ジョニーウォーカーのブレンド技術の高さに、改めて感動しています…
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年の味
すーっ………………ごくんっ……..んんん……..
「バランタイン」同様、確かな安定感、安心感のある味わいぃぃぃ…
世界で売れているウイスキーの9割が「ブレンデッドウイスキー」であるように、売れるためには「飲み手に与える安心感」というものがとても重要なんだなぁと再確認しました…
舌へのアタックはやや控えめ、というか上品でなめらかなタッチ。親しみやすくて優しいのがとても印象的です…
「ブレンデッド”モルトlウイスキー」ということで、モルトらしい豊かな甘みがふわぁーっと広がっていきます…気持ちぃ…
そこからハチミツらしい甘さが軽やかに飛びたち、口の中を広々と使い自由に踊り出す…
スムースで音を立てない…だけれど内からこみ上げる熱気のようなものを感じ、シングルモルトらしい刺激がチリチリと舌を焦がします…
なめらかさの中に確かにフルーティな味わいが流れており、それはオレンジやパイナップルといったとても好意的な味わい…
あとからほのかにいちごのようなニュアンスもとれ、贅沢なフルーティさでリッチさをさらに演出している…うますぎる…
「飲むもの拒まず」。どんな飲み手でさえも許容してくれる器の大きさを感じさせる「ジョニーウォーカー15年 グリーンラベル」本当に素敵な銘柄でした…
ジョニーウォーカー グリーンラベル15年のまとめ
今日は「ジョニーウォーカー グリーンラベル15年」をご紹介しました
今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏
「ジョニーウォーカー」の銘柄はいままでいくつかいただいてきましたが、どのジョニーウォーカーもクオリティの高さに驚かされますね笑 「えっ、安すぎやしないか!」っていう笑
そりゃこんだけおいしいのだから、世界で一番売れててもおかしくないなぁと。そしてボトルデザインに関する戦略で、「家に置いておきたい!」と思うひとも増えたはずです
そういった世界ナンバーワンの銘柄の味や歴史、作った人から「人に寄り添うウイスキー」というものを学べた気がしてとても幸せでした…ウイスキーってたのしい!!
Amazon価格で5000円ほど
ジョニーウォーカー銘柄の中では「ジョニーウォーカーゴールド」に次いでプレミアム製品という位置付けになると思います
それにしてもシングルモルトと比べたら…安いと思ってしまうよね…だって15年ものでしょう?…そりゃ売れるよなぁ
「ジョニーウォーカー グリーンラベル15年」。
まだ試したことがない方はぜひ、試してみてはいかがでしょう?
以上、ウイスキー藤村でした!
おすすめのウイスキー関連書籍
基本の飲み方、基礎知識、味の表現などをイラストでまとめた一冊
世界のシングルモルトを幅広く、深く取り扱う図鑑
ウイスキーの神秘について科学の視点から探る
スコットランドの蒸溜所についてまとめた一冊
ジョニーウォーカーのロゴを意識して歩くことが1週間に3回はあるウイスキー藤村です!