「ザ・スコッチ」として知られるバランタイン17年。スコッチウイスキーの歴史の中でも大きなインパクトを残しました。
厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を40種以上を卓越した技術でブレンド。
圧倒的なコストパフォーマンスであり、安定した価格帯で販売されているため、自身で飲むにもプレゼントするにも定番の長期熟成ウイスキーになっています。
圧倒的なバランス感であり、誰にでも愛されるような仕上がりであり、初心者にこそまず飲んでいただきたい一本でかなりおすすめです。
バランタイン17年の特徴を以下にまとめました▼
- 厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を40種以上ブレンド
- 「ザ・スコッチ」という名誉ある呼び名がある
- キーモルトはスキャパ、ミルトンダフ、グレンバーギー、グレントファーズ
- 圧倒的な仕上がりでありながら6000円ほどで買える本格的スコッチ
- 飲み手を選ばない万人に愛されるような魅力的な仕上がり
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Follow @whiskyfujimuraバランタイン17年の商品詳細
1937年の発売以来、揺るぎない地位を誇るバランタイン17年は、スコットランド各地の厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を40種類以上ブレンドした、スコッチウイスキーの名門ブランドです。
酒齢17年以上の長期熟成原酒が織りなす奥行きの深い気品ある香りと繊細で複雑な味わいが、多くのウイスキーファンを魅了し続けています。
バランタインというブランドの成り立ちや、バランタインのブレンドについては以前の記事「バランタイン17年 トリビュートリリース」にてお話ししているのでよかったら読んでみてください
(↑1937年にバランタイン17年を誕生させたジョージ・ロバートソン)
経営陣であり、卓越したウイスキーの鑑定家でもあったジェームズ・バークレーは1930年代に入り、「今こそ“究極”の年代もののブレンデッド・ウイスキーをつくる好機」と考えました。
そこで、友人でウイスキー研究家でもあるジェームズ・ホーン、そしてマスターブレンダーのジョージ・ロバートソンと共に、モルトが完ぺきな熟成に達する酒齢について討議。
いくつかの蒸溜所でブレンド技術を身につけ、その間に驚くほど豊かな知識を蓄えていたジョージは、究極のスコッチには17年以上の熟成年数が最適であると判断。
かくして、待望の“究極のスコッチ”が誕生します。
その一瓶こそが〈バランタイン17年〉なのです。
-バランタイン公式HP
そういえば、バランタインのマスターブレンダーって5人しかいないんですよね
世界的ブランドのマスターブレンダー…
選ばれし者ですね…
バランタイン17年は1937年にジョージ・ロバートソンが手がけ、発売された
4つのキーモルトが織りなす味わい
バランタイン17年では40-50の原酒からブレンドされていると言われていますが、その中で主要になる4つのキーモルトの、それぞれの役割の違いによって、バランスや複雑を生み出しているそうです
その4つのキーモルトとは
①スキャパ(SCAPA)
②ミルトンダフ(MILTONDUFF)
③グレンバーギー(GLENBURGIE)
④グレントファーズ(GLENTAUCHERS)
であり、それぞれの原酒が順番に「第一印象」「骨格」「中核」「フィニッシュ」の役割になっているといいます
こうやってみてみると、味わいを感じた順番に、どこの蒸溜所の原酒なのか想像しながら味わっていくのも面白いですよね!
4つのキーモルトの役割の違いによってバランスや複雑さを作り出している
おなじみの紋章が描かれたラベル
復習すると「大麦」「清流」「ポットスチル」「オーク樽」が描かれてますよ!おぼえたー?
紋章にはウイスキー製造のストーリーが描かれている
トップはスクリュー式ですね♪
【評価】バランタイン17年の香りと味は?
香り👃
華やかなバニラ、ミルキー、シルクのよう、ほどよく熟したマンゴー、木の香ばしさ、炊きたてご飯、トロッとして甘いなめらかなオレンジソース、木から溢れる蜜
香りだちは中程度…
おだやかに鼻の中へ流れてくる…
それぞれの個性が共鳴しており…
完全になめらかにつながっている…
華やかなバニラの甘さが主役…
ミルキーなシルクのような雰囲気が漂っている…
ほどよく熟したマンゴーのフルーティさを感じる…
よく香ると奥から木の香ばしさ…
炊きたてご飯のようなほっこり感…
ほほが落ちるほど艶美で甘いオレンジソース…
木から蜜が溢れ出ているよう…
深いコク感も感じる…
味は?👅
完全なる調和、響きあい、軽やか、個性が互いに溶け合う、気品あるバニラ、さらりと消えるハチミツ、穀物の甘み、こしあん、よもぎ、ほのかな植物感、弱いがペッパー、木のあたたかみ…
舌へのアタックはとても控えめ…
舌触りはさらっと軽やか…
気品ある華やかなバニラの甘さ…
繊細に感じるハチミツの甘さは音を立てず…
自然に蒸発するようなあまりに静かで芸術的…
穀物の甘味、特に軽やかなモルトの甘味が上品に舌をなでていく…
こしあんやよもぎのようなジャパニーズテイストの甘さ…
そこからかすかに感じる草木っぽさ…
強い主張はないがペッパーが味わいの輪郭を整える…
木のあたたかみをいつまでも感じられる…
芸術的で洗練されている軽やかさ
まさに芸術的な軽やかさでした…
そして甘さ、上品さ、華やかさ、美しさ…
舌に触れるさまは美しい女神に出会ったかのような感覚…
どこをとってもスキやアラを感じないのが印象的でした。
最初から最後までいつまでも心地よいのでとろけてしまうような感覚になりますね…
特徴的な個性1つをみつけだすのが難しいが、圧倒的に調和、それぞれの響きあい、流れるようなストーリー展開に感動を覚える
そんな仕上がりに大満足なテイスティングになりました!
【2022年9月更新】今買える!バランタイン銘柄
現在買えるバランタインのラインナップを安い順にまとめました。
近年ウイスキーの価格は変動が激しいため、下記リンクから随時チェックしてみてください。
バランタインファイネスト
バランタイン7年
バランタイン12年
バランタイン21年
バランタイン30年
バランタイン17年の評価
今日は「バランタイン17年」をご紹介しました
今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏
まだ試したことがない方はぜひ試してみてください。かなりおすすめです!
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