シェリー系のウイスキーってまじうんまぁですよね…ウイスキーの起源なんていったりしますから、やっぱり重ねてきたものがすんげぇんだろうなぁ…
さて!今日は!休止と再会を繰り返した波乱万丈の歴史をもつ「ベンリアック蒸溜所」から…
ベンリアック12年
のご紹介です! まじ好きぃぃぃぁぁぁぁぁ!!
ベンリアック12年
全国の酒屋さん、ネット通販にて購入できます
ベンリアック12年とは
シェリー樽熟成原酒、オロロソ樽フィニッシュ原酒、ペドロヒメネス樽フィニッシュ原酒を見事に調和。
シェリー樽由来の芳醇な甘みとスペイサイドの特徴であるフルーティーな味わいが共存する逸品。
何層にも重なるフルーツやオーク由来のスパイスが特徴。
↑アサヒビールさんの紹介っていつも思うんですけどもう少し頑張ってほしい言うこといっぱいないん!?あぁ!?ねぇ!?詳しいテイスティングコメントわぁ!?本気で愛してるのぉ!?ってなる
暑苦しいですねごめんなさい☆
ぼくほんとにベンリアックがすきで、そもそもウイスキーをすきになったきっかけが「グレンドロナック18年」っていう情熱系エロすぎ絶世の美人からっていう入りでした
そしてその「グレンドロナック」の姉妹といってもいいんじゃないか、と思っている「ベンリアック」
とくに今回ご紹介するシェリータイプの12年には、あまりに重すぎる想いを抱いているんです(ちょっと韻踏んだ)
そもそも「ベンリアック・ファミリー」という言葉を使っているのは、2004年から「ベンリアック・ディスティラリー社」という社名で「ベンリアック蒸溜所」を軸に、のちに「グレンドロナック蒸溜所」(2008年買収)、「グレングラッサ蒸溜所」(2013年買収)とまとめていった歴史があります
「ベンリアック・ファミリー」とは
①「ベンリアック蒸溜所」
②「グレンドロナック蒸溜所」
③「グレングラッサ蒸溜所」
の3つ
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だからこれらの蒸溜所は兄弟…ではなく姉妹(←大事)といえるんじゃないかと
ベンリアック蒸溜所の創業は1898年、ジョン・ダフ社によって設立されるのですが、だった2年で閉鎖され、再開したのは半世紀以上すぎた1960年代といいますから、かなり長いあいだ眠りについていました
それから軌道に乗ってきたのは1965年にグレンリベット社合併したのがきっかけで、1972年には当時スペイサイドではかなり珍しかったピーテッドモルトを生産し始めており「スペイサイド屈指のイノベーター」となっていきます…かっけぇ…周りと違うことをする…かっけぇ…(羨望の眼差し)
極めて冒険的なブランドであり、シェリー、ラム、マルサラ、赤ワインなど30種類以上の樽で熟成していたりとユニーク。まさにイノベーター…革命家…ほんと惚れる…
ベンリアックは色んな製品つくりに挑戦をする「スペイサイド屈指のイノベーター」
「ベンリアック」は「まだら模様の山」という意味
じつはこの「ベンリアック12年」は2017年に終売してたんですね
当時人気銘柄であった「ベンリアック12年」ですが、その終売理由は「前年に経営陣が変わったための方針変更」とか、単純に「シェリー樽の高騰や不足」といった推測をされますが、その理由については正式なコメントは見つかりませんでした
ところがそんな「ベンリアック12年」が2018年6月から再度発売される流れに🎉
2016年、ベンリアック・ファミリーである3蒸溜所は「ジャックダニエル」の「ブラウンフォーマン社」に買収されてました。それが「ベンリアック12年」の終売につながったと思われていたのですが、体制を整えてかえってきてくれました…泣ける…
そんな「ベンリアック」ですが、名前な由来について謎を抱えた銘柄なんですよね…
まず、スコットランドの蒸溜所って「ゲール語」っていう、インド・ヨーロッパ語族ケルト語派に属する言語で蒸溜所の名前をつけているところがほとんどなんですね。それぞれの蒸溜所でその名前の由来を調べていくと結構楽しかったりします
んで、今回のこの「 ベンリアック」なんですが、「ベン(Ben)」っていうのが「山」っていう意味で、「リアック(Riach)」っていうのが、「傷のある」という意味らしいです
となって、「ベンリアック(BenRiach)」は、山が傷ついて木が生えてない様子から「灰色がかった山」とか「まだら模様の山」と表現されるみたいなんですが…
蒸溜所近辺には山が一切ないw
謎ですよね…これは公式でもコメントがないらしく、ふつうに謎案件っぽいw
名前の由来は「まだら模様の山」なのに周りに山がないw
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ただ、「Ben Reoch」という山がスコットランドのハイランドに存在するらしく、それと関係あるかもね?とはいうものの、蒸溜所からめっちゃ遠いらしい…面白いですよね笑
多くはその蒸溜所付近の特徴などをあらわした表現をされることが多い蒸溜所の名前ですが、こういうのもあるんだなぁと、またひとつ未知という神秘性に惹かれていくのでした…
いやぁ最高。わからないのがまたいい。なんならわからないままでもいい(←分かれば全力で知りたい)
↑2018年6月からはボトルデザインも2017年までのものとは違い、よりシンプルな印象へと変わりました。
なんだか今風ってかんじ(←壊滅的語彙力のお出ましダァ!!!)
トップはコルク式ですね♪ネック部にも「ベンリアック」の文字が…おうつくしい…
それでは…
ウイスキー藤村’sコメント
さてさて、「シェリー樽熟成原酒、オロロソ樽フィニッシュ原酒、ペドロヒメネス樽フィニッシュ原酒を見事に調和」というこの「ベンリアック12年」
そういえばこの「シェリー」についても今度お話ししていきたいですね。ちゃんと勉強しとかないとね☆
簡単にだけいっとく「酒精強化(劣化しづらく)されたワインの一種」です。とりあえずそれだけ覚えておくといいですね!
実際の仕上がりはどうなんでしょうか…
たのしみたのしみ…
ベンリアック12年の香り
くんかっ…..くんかっ……………..おぉ…………
これこれこれこれ…ベンリアック…君はなぜこんなにも美しいのか…
まず、香りだちはやや強いくらい、かなりベリーの香り、ラズベリーやクランベリーのような赤い果実を彷彿とさせますね…
そして食べなれたいちごのようにも感じるフレッシュさもありながらミキサーしてトロッとさせるフルーティなニュアンスもあります…
その後にシトラスの酸味と鼻の中を熱くする刺激がやってきますね…
スパイシーさに隠れがちだがパイナップル…
モルトらしい甘みとコク、硫黄のニュアンスが奥からチラッと顔を出します…
ほのかに生乾きの干し草の素朴さもありながり、さらに奥に隠れているバターらしいマイルドさ…
素晴らしいよベン(リ)ちゃん…とても気持ちを熱くしてくるのね君は…
ベンリアック12年の味
すーっ………………ごくんっ……..んんん……..
そうそうそうそう…このスムースandリッチ!ほんっと..最高☆
まず舌へのアタックは控えめです…舌触りはややねっとりから普通ほど…
スムースでリッチなハチミツの気品ある甘さ…華やかなバニラの味わいがとっても豊か…
クランベリーソースの官能的な甘酸っぱさ…プラムらしい酸味がほのかなアクセントに…
舌から消えた直後には豊かな白い花の香りがするようで、気持ちが舞い上がります…
ミルクチョコレートのコクが心地よいほろ苦さとともにいつまでも残っている…
いやぁ、ありがとう。ほんとほんとに。
かえってきてくれてありがとう。これからも末永くよろしくおねがいします!🙏
ベンリアック12年のまとめ
今日は「ベンリアック12年」をご紹介しました
今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏
香りだちがとてもよく、若くして大人びた表情をみせる子ですね
ほのかに子供っぽい仕草をみせるのは未熟さを感じる酸味からか…
深くかいだときや、後味に残る熱っぽさには元気を感じるんですよね
シングルモルトの良さをより良く感じるモルトの甘味やコクが心地いいんですまじで…
甘く、酸味はアクセント、シェリーらしいほのかなゴムっぽさが満足感をよりあげてくれます…
コクやほろ苦さを余韻に残すのでいつまでも口の中に存在感を残している。若くしてかわいらしさを残しつつ、とてもエロい仕上がり
数年後のこの子がたのしみになってしまう、そんなウ藤おじさんなのでした
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ここ最近テイスティングしてきた銘柄の中では高いと感じるかもしれないですが、この子にはそれ以上の価値があります…ぜひ体験してほしい!!!
「ベンリアック12年」
まだ試したことがない方はぜひ、試してみてはいかがでしょう?
以上、ウイスキー藤村でした!
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