ブルックラディ(ザ クラッシックラディ スコティッシュ・バーレイ)とは?「奇跡の復活」を果たした過去とは?

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「伝説の男」の力によって、
「奇跡の復活」を果たした蒸溜所

 

ぼくがだいすきなスコットランドのアイラ島には「奇跡の復活」を遂げた蒸溜所があるのですが、みなさんはご存知だろうか???

今回ご紹介したいのは

 

「ブルックラディ蒸溜所」
(BRUICHLADDICH  d
istillery)

 

引用:「エアロプレイン」さんより

そして同蒸溜所のフラッグシップボトル「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ (スコティッシュ・バーレイ)」です

(テイスティングレビューの銘柄はいずれ増やしていこうと思います)

 

「ブルックラディ蒸溜所」の歴史をさっくりと…

引用: 「Forbes JAPAN」さんより

「ブルックラディ」とはゲール語で「海辺の丘の斜面」を意味します

ちなみにっ!

【ブル「イ」ックラディ】、のようにBRUICHLADDICHの「1番はじめのI」を発音せずに、【ブルックラディ】と発音、表記するようです。知らなかった…

※現オーナー「レミーコアントロー」公式ページを参照

1881年にブレンダーとして有名だった「ハーヴェイ兄弟」によって設立された蒸溜所で、何度も操業停止➔再開という歴史があります

1929年の操業停止まではハーヴェイ家族の所有でした

1936年の操業再開からは「インバーゴードン」や「JBB社(ホワイト&マッカイ社)」などによる買収と、たびかさなる操業停止➔再開を繰り返します(←つらすぎ….)

そして1995年で最後の操業停止。。。

それから5年後、奇跡の復活!\(^o^)/

2000年に25の株主からなる共同事業として「ブルックラディ・ディスティラリー」の名のもとに事業を開始しました

正式にオープンとなったのは2001年 春のことです

年表 できごとまとめ
 1881年  ハーヴェイ兄弟によって設立
 1929年  操業停止
 1936年  操業再開
 1994年  JBB社(現ホワイト&マッカイ社)が買収
 1995年  操業停止
 2000年  25のジム・マッキュワン氏をはじめとする株主からなる「ブルックラディ・ディスティラリー」設立
 2001年 5月  操業開始
 2001年10月  蒸溜開始
 2012年  REMY COINTREAU(レミー コアントロー)が買収
ここまでのまとめっ!

ブルックラディはたびかさなる買収による操業停止➔再開を繰り返してきた、波乱の蒸溜所だ

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アイラ島 伝説の男!!
「ジム・マッキュワン」氏とは?

引用:「WHISKY Magazine」さんより

上記の「奇跡の復活」にはひとりの「伝説の男」の活躍がおおいにかかわっています

その男の名は「ジム・マッキュワン」。同じくアイラ島にある「ボウモア蒸溜所」の「元ブランドアンバサダー」です

(クレイジー・ジャーニーに目白田中屋の栗林さんが、アイラ島で偶然あってましたね!)

 

関連記事>>>[世界の酒屋]クレイジージャーニーで紹介された目白田中屋の魅力とは?

 

「ボウモア蒸溜所」は「ブルックラディ蒸溜所」からインダール湾の対岸にあるアイラ島最古(1779年設立)の蒸溜所

 

関連記事>>>[アイラ島]聖なる島8つのウイスキーを徹底総まとめ!あなたの好みはどのシングルモルト?

 

そんな歴史的な蒸溜所、ボウモアの「元ブランドアンバサダー」がジム・マッキュワン氏であり、ブルックラディ蒸溜所の25の株主の内の1人でした

ボトラーズの「マーレイ・マクダビット社」の助けもあり、650万ポンド(当時レート約14億円)で1994年からオーナーだったJBB社から買収しました

ジム・マッキュワン氏いわく

「人生で感動したことが3つある。1番目と2番目は長女と次女が生まれたことだが、3番目は再開したブルックラディのポットスチルから、再びスピリッツが流れ出した瞬間だ」 引用-「シングルモルト大全」著 土屋守

どれだけの感動があったのか伝わってきますね….

 

ここまでのまとめっ!

「伝説の男」ジム・マッキュワン氏をはじめとする、25の株主たちのちからによって「ブルックラディ蒸溜所」は奇跡的な復活を果たす

 

参考記事>>>“Single Malt Odyssey” ブルックラディ ジム・マッキュワン氏インタビュー 【前半/全2回】

 

「ブルックラディ蒸溜所」の注目すべき点は?

①コンピューターに頼らない設備「ビクトリアンスタイル」

引用:「WHISKY Magazine」さんより

ブルックラディ蒸溜所は、ジム・マッキュワン氏が手をつける前から「ビクトリアンスタイル」と呼ばれるコンピューター(電子機器)に頼らない設備を使っていました

今もそのほとんどをこだわり、使い続けています

マッシュタン(麦汁をつくる槽)は130年以上使われているんだとか….

重力送り(自然送り)と呼ばれる生産により、ウイスキーの「スモーキーさ」を示す「フェノール値(単位:ppm)」は0〜258ppm(世界一!)とかなりの幅ひろさです

参考資料によると…

ボウモア 20~25ppm ラフロイグ約35ppm~
※製品ごとに異なる場合があります

個性溢れるボトルを生産することを可能にしています

 

②「加水」を行わずに樽詰めする製法

引用:「Forbes JAPAN」さんより

通常ウイスキーを樽に詰める時は、アルコール度数が63%前後になるように、加水(蒸留した液体に水を加える)して樽詰めします

ですがブルックラディではアルコール度数70〜72%という度数で加水しないまま樽詰めを行っているそうです

細かいことですが、こういったところで他の蒸溜所がやっていない取り組みをするところに、アグレッシブさを感じます

 

③多種多様な製品

引用:「Whisky Magazine」さんより

①番の「ビクトリアンスタイル」に繫がってきますが、さまざまフェノール値(麦芽に吹き込むピートのけむたさ度合い)で製品を生み出しています

ブルックラディ蒸溜所は世界的にめずらしく(←他にあるのかな???)、同蒸溜所で3つのシングルモルト銘柄を生産しています

まったくキャラクターの異なるボトルなのでいくらでも楽しませてもらえそうな気がしてくる蒸溜所です

  • 「ブルックラディ(海辺の丘の斜面)」ノンピート
  • 「ポートシャーロット(旧蒸溜所の名前から)」ミディアムタイプ(30~40ppm)
  • 「オクトモア(湧き水を採取する土地名から。偉大なる8番手)」ヘビリータイプ(80~258ppm)

 

「ブルックラディ」(ノンピート)

引用:「REMY COINTREAU」さんより

「ブルックラディ蒸溜所」の、伝統的なノンピート、フローラルで複雑なスタイルです

ナチュラルなウイスキーというような印象で、ノンチル(低温ろ過処理しない➔自然由来そのまま)フィルター で着色料無添加、ステキっ!

「ポートシャーロット」(30~40ppm)

引用:「REMY COINTREAU」さんより

40ppmものヘビリーピーテッド。それであってこれまた複雑でフローラルな味わい…

かつて「ポートシャーロット(土地名)」にあった蒸溜所に対する尊敬の念がしっかりつまっています…

「オクトモア」(80~258ppm)

引用:「REMY COINTREAU」さんより

桁外れなフェノール値(ppm)で世界を驚かせたシングルモルトです

「スコッチウイスキーの品質は年数で決まる」という思い込みに対し、強烈なインパクトを与えました

(あまりのスモーキーさにBarでのむとパワハラを訴えられることさえもw!?)

「ブルックラディ」の味は?香りは?

ブルックラディ蒸溜所の1番メジャーなボトル「ブルックラディ クラシックラディ(スコティッシュ バーレイ)」を頂いてみましょう!

「スコットランド大麦100%」です。「スコティッシュ バーレイ」ってそういう意味だったんですね!

「テロワール」(TERROIR)という、「土地が最も大切である」とする考え方(ワインではよく言う)」を大切にするブルックラディならではです….

 

ちょっとだけこばなし….

ちなみに、2015年アイラ産の大麦だけを使ってできた「アイラ・バーレイ」という種類も登場しました。すごい…!!

アイラ島は19世紀「ハイランドクリアランス」という政策により、小作農が島から追い出され、畑はすべて羊の放牧地にかわってしまいました

そんなアイラ島にとって100年以上ぶりになる小作農

ジム・マッキュワン氏が島民と一緒にアイラ大麦で作ったウイスキーが「アイラ・バーレイ」シリーズです

ジム・マッキュワン氏、「アイラのウイスキーなのだからアイラで大麦を作りたい」「それとアイラでの若者の雇用を増やしたかった」など、素晴らしすぎるアイデアの数々…

 

参考①>>>ブルックラディ 「アイラ・バーレイ」シリーズ完成  Whisky magazine より

参考②>>>“Single Malt Odyssey” ブルックラディ ジム・マッキュワン氏インタビュー 【前半/全2回】Whisky magazineより

 

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ(スコティッシュ・バーレイ) 50%

◯「香り」はどう?

アイラモルト特有の「正露丸の香り」は少なく(というかほぼなく?)ライトな印象です(←あ、ノンピートだったw)

柑橘系やメロンのような香りを感じます。なにか「やさしさ」をおぼえます

すこし水をそそぐと、レモンドロップ、ハチミツ、カラメルのよう…

◯「味」はどう?

度数が50%とわりと高めです

「大麦感」を感じ、それでいて香りの印象のようにさらっとしています

さわやかなそよ風…熟したフルーツのような味も見つかります…リラックスぅぅぅ…

「さわやかな笑顔のハーフアップ系女子….(なんでもありません)」

なんというかエレガントで美しい、自然体で、うけいれてくれる…そういった印象です。すごい…

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「ブルックラディ」にかかわる口コミツイート

ここではTwitterにて確認できる確かな舌をもつ日本の「ウイスキーラバー」な方々から意見を参考にさせていただきましょう!

(下記、リンク失礼いたします)

↑たしかにとてものみやすいですよね…!!

うまいウイスキーはひとびとを宮川大輔にしてしまいます…w

 

↑のみくらべ….ぜいたくすぎる(うらやましい…!)

アイラバーレイとお刺身!たしかに合いそうな気がします….!

 

↑特徴的なボトルデザインは、明らかに他と一線をかくしていますね!

「ビターな柑橘系」!言われてみればたしかに…

やはり全体的に「さわやかな印象」をもつひとがおおいのでしょうか???

それにしてもうまいウイスキーですよね…

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奇跡の蒸溜所「ブルックラディ」のまとめ

今回は「ブルックラディ蒸溜所」と、フラッグシップボトルの「ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ (スコティッシュ・バーレイ)」をおもにご紹介しました

こうやって記事を書きながら新たな発見があるのが「知識で愉しい」です

これはウイスキーの素晴らしすぎる一面ですね

どこを掘ってもこころゆさぶるエピソードがでてくるっていう….

また、そういったことを知ってるか知らないか、で見え方、味わい方といった「受取る側の姿勢」もかわってきます

今までは受け取り方が表面すぎたなぁと….しっかり(自分なりに)学習して思いましたね。反省です

「土地」「蒸溜所」そしてそこで働く「人」に注目して、これからはウイスキーと向き合っていこうと思います

そんなことを教えてくれた「ブルックラディ蒸溜所」

そしてそこからうまれるウイスキーはやっぱり素晴らしすぎる!

以上、ウイスキー藤村でした!

 

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「ブルックラディ」に関わる詳細まとめ

 

項目 内容
銘柄名  ◯ブルックラディ(BRUICHLADDICH)
◯ポートシャーロット
(PORT CHARLOTTE)
◯オクトモア
(OCTOMORE)
設立年  1881年
創業者  ハーヴェイ兄弟
所有者  REMY COINTREAU
(レミー コアントロー)
※2018年5月現在
マスター・ディスティラー  アダム・ハネット
※2018年5月現在
年間生産量  150万リットル
蒸溜所名の由来 「海辺の丘の斜面」
発酵槽  オレゴン松✕6
蒸溜器  初溜✕2、再溜✕2
仕込み水  オクトモア農場の泉
貯蔵樽  アメリカ製とフランスのオーク樽、バーボン樽、シェリー樽、ワイン樽
フェノール値 アンピーテッド〜スーパーへビリーピーテッド(258ppm)
ブレンド銘柄  現在なし
(以前はBlack Bottle)
総評まとめ  アイラ島の土地にこだわり抜いた哲学の蒸溜所!

 

「ブルックラディ蒸溜所」のメジャー銘柄まとめ

お買い求めはぜひ下記のリンクから!

(買ってもらえればなにより蒸溜所のひとたちが喜びます。おまけに僕もよろこびます)

 

参考にさせていただいた資料

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