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【レビュー】カリラ 2012 7年 ザ キング オブ ボルドーワインカスク グランヴァンエクスプレッション 59.9%の味と評価は?

こんにちは!ウイスキー藤村です!

今回は、「カリラ 2012 7年 ザ キング オブ ボルドーワインカスク グランヴァンエクスプレッション 59.9%」をテイスティングしてみました!

【 カリラ 2012 7年 ザ キング オブ ボルドーワインカスク グランヴァンエクスプレッション 59.9%】の商品紹介🗒


ぽっぽさんからの納ウイスキー

【商品紹介】
カリラ2012 ザ キング オブ ボルドーワインカスクはボルドー五大シャトーの筆頭で、「王のワイン」と称されるポイヤックワインの空き樽で約2年追加熟成を行った7年熟成。2樽をバッティングし、カスクストレングスでボトリングしました。色はオレンジがかったロゼ。香りは潮を含んだスモーキーなピートの煙の中からブラックベリー、ラズベリー、オークが顔をのぞかせます。味はオイルをたっぷり含んだカシューナッツ、ヤングなカリラらしいしっかりとしたピートスモークをカシスやストロベリーの甘味が包み込み、フィニッシュに黒葡萄を皮ごと食べたときようなタンニンの効いた甘味が広がります。近年蒸溜所、ボトラー共にワインカスクに大変注目しており、このようなグランヴァンの樽が積極的にかつ贅沢に使われるようになってきています。グランヴァンに使われる樽は元々がしっかりと選び抜かれた良質な樽ということもあり、ウイスキーのフィニッシュに用いてもこれまでのワインカスクフィニッシュとは一線を画す仕上がりのものが多く見受けられ、今後も数々のリリースが期待されます。ワインカスクフィニッシュの新時代の幕開けをどうぞお見逃しなく。

【公式テイスティングコメント】
色:オレンジがかったロゼ
香り:潮、スモーキーなピートの煙、ブラックカラント、オーク
味:カシューナッツ、ピートスモーク、カシス、ストロベリー、黒葡萄

【カリラ 2012 7年 ザ キング オブ ボルドーワインカスク グランヴァンエクスプレッション 59.9%】の詳細📝


【カリラ 2012 7年 ザ キング オブ ボルドーワインカスク グランヴァンエクスプレッション 59.9%】の詳細📝

◯原産国:🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランド
◯地域区分:アイラ島
◯販売元:ウィスク・イー
◯蒸溜所:カリラ蒸溜所
◯タイプ:シングルモルト、カスクストレングス、
クラレットカスク(ポイヤックワイン樽)
◯原材料:モルト
◯アルコール分:59.9%
◯総本数:608本
◯蒸留年:2012
◯瓶詰年:2019
◯熟成年:7年
◯販売価格:9,000〜10,000円ほど

【ウイ藤のテイスティングコメント】💬


【ウイ藤のテイスティングコメント】💬

2021.8.17(火)16:20@あいまいな酒場

◯試飲量:10ml
◯飲み方:トワイスアップ
◯グラス:グレンケアン

👀色:明るいオレンジ

👃香り:香り立ちは強め、甘くコクのある妖艶なスモーク、オレンジのマーマレード、ラズベリーソース、マイルドさが感じられる、レモンのフレッシュさ、薫製のソーセージ、ブラックペッパーのスパイシーさ、アルコールのほろ苦さとツンとした感覚が少し感じられる、微かにビニールチューブの無機質なニュアンス、チリっぽいスパイシーさがホット、醤油バターのようなコク、華やかにぶどうの甘さがタンニンを感じさせて広がる

💪ボディ:ミディアムフル

👅味:口に入れた瞬間にハチミツの甘さの中から辛口のスパイシーが飛び出てくる、口内で広がるのは甘くてコクのある艶やかなスモーク、かなり甘さが強く感じるが同時にスパイシーさも強く感じる、フルーティさにはオレンジ、ラズベリー、ブラックペッパーの香ばしさが満足感を上げる、良質な脂を持った生ハムの口溶け、黒いスモーキーさの中にワインらしいぶどうの甘さとジューシーさが溶け込んで一体になっている、多少えぐみとも取れるぶどうの皮を想起するタンニンの舌のこり、一見なめらかだが、エッジの効いた個性を時間差で見せてくるフェイントがある

🎵余韻:華やかでスパイシーさを含んだスモークが舌をジリリと焼いて長く続く

【カリラ 2012 7年 ザ キング オブ ボルドーワインカスク グランヴァンエクスプレッション 59.9%】の評価✍



甘くコクのあるスモークが妖艶であり、あからさまにただならぬイレギュラーさをすぐに感じた。

魅惑的な香りや味わいはカリラの力強いスモーキーさを最大限に生かしているよう。

序盤はかなりスパイシーさが目立つ印象があったが、徐々に黄金のハチミツの沼にはまっていくような無力感を得た。

どうしようもない罪らしき味わい。

飲むたび、また、時間差でコロコロ表情を変えてしまうこのウイスキーはなかなかに本性を掴ませてくれない。

安定感があり、心地よく力強いスモークに乗せて、ワインの華やかさと程よい渋みで心地よさをもたらしてくれる。

振り向かせるなら一筋縄では行かない。親しみやすいが気高い1本だと感じた

カリラ2011 8年 マルゴークラレットカスクフィニッシュ グランヴァン エクスプレッション」と飲み比べ

樽は異なるが同シリーズカリラ2011 8年と飲み比べてみる。まず2011の方の香りが、ややフルーティさが強く感じられる。

マイルドなバターらしさもあり、比較すると明るい印象である。

2012のフルーティさは黒に近いブラックベリーやブルーベリーのような雰囲気で、2011ではラズベリーやクランベリーのような印象を比べると受ける。

味わいの印象は、2012の方がとろりとした甘さがあり、2011の方がフレッシュで弾けるような甘酸っぱいテイストが違いであると感じる。

どちらもおそらくワインのタンニンなのだろうが、カリラのスモーキーさと良くマッチした渋みであり、人気ですぐに売り切れになっていたのも納得する。

どちらにしても、短期熟成カリラのポテンシャルを最大限に発揮した、素晴らしい仕上がりだと感じた

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ABOUT US
ウイスキー藤村
仕事を辞めてから5年ほどウイスキーを呑んで暮らしてきました/ お酒全般なんでもすきです。国内外蒸溜所に行ってYouTubeとったり、ウイスキーレビューブログを書いたり。30年熟成です。推しウイスキーはラガブーリンとグレンドロナック。↓地球儀マークはプロフィール。