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【レビュー】グランツ ファミリーリザーブの味と評価は?

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こんばんは!

シェアハウスの暑さが地獄のようで死にそうなウイスキー藤村です!

 

あと田舎すぎて虫がやばい。窓にカブトムシやノコギリクワガタやらが激突する音でハッとさせられます

さて!今日は…「グレンフィディック」と同様、特徴的な三角柱ボトルである…

グランツ ファミリーリザーブ

のご紹介です!

グランツ ファミリーリザーブ

全国の酒屋さん、ネット通販にて購入できます

グランツ ファミリーリザーブとは

100年以上続くなめらかで上質なレシピのブレンデッドウイスキー

なめらかで上質な口当たりのオリジナルレシピは、100年以上前に考案されたもの。

グランツは、世界で1番売れているシングルモルトウイスキーのグレンフィディックを中心に、バルヴェニー等、「ウイリアム・グラント&サンズ社」の4つのモルトをベースにつくられています。

優れたブレンダーによって、見事に最高の状態に仕上がった芸術的な香りと伝統的な味わいのウイスキー。

甘いモルトの中にあるグレーンの少し辛みのある苦味、ほのかなピートの香り、ドライなオーク樽の要素、フルーツ等、全てが調和した完璧な香りは人々を引き付けてやみません。

この「グランツ」というウイスキーは世界で一番売れているシングルモルトスコッチウイスキーとして名高い「グレンフィディック」と同じ会社「ウィリアム・グラント&サンズ社」というところからやってくる子なんですね

「ウィリアム・グラント&サンズ社」は1887年創業

ブレンド会社としては異色で、始まりはモルトウイスキーの蒸溜所だったといいます

このブログを継続して読んでくれている方には伝わると思うんですけど、「ジョニーウォーカー」とか「バランタイン」は商人として原酒を買ってブレンドしてましたもんね

特徴的な三角柱型のボトルには「火」「水」「土」の3つの意味が込められていることを、2018年6月にグレンフィディック蒸溜所のツアーで教えてもらいました

「火」「水」「土」にはそれぞれ

「火」➡︎石炭の直火炊き
「水」➡︎良質な軟水
「土」➡︎大麦とピート

という意味であり、ウイスキー造りにとって命とも言えるものですね。かたちやロゴに意味をつけるって今じゃ当たり前かもしれないけどかっこいいよね。まだまだ知りたくなる

実際、ウイスキーをオススメしていて「まずはジャケ買いしてみたら?」とおススメすると三角形ボトルが目を惹くのか「グレンフィディック」を購入してくる人が多いです

今回の「グランツ ファミリーリザーブ」は丸みを帯びたグレンフィディックのボトルとは違って、かなり角度をつけた三角形になっていますね

ボトル1000円代でスコッチを体験

今回の「グランツ ファミリーリザーブ」はブレンデッドウイスキーなのですが、その中身にはウイリアム・グラント&サンズ社が保有する「グレンフィディック」「バルヴェニー」「キニンヴィ」を軸に、グレーン原酒や他社原酒を含む20〜30種ほどがブレンドされいるといいます

ちなみに私、藤村は「キニンヴィ」なんて名前は初めて聞きましたw 改めて勉強不足、お恥ずかしい…

↑あとあとしらべてみたら「キニンヴィ蒸溜所」というのは1990年に創業した蒸溜所でした

「オフィシャルはおろかボトラーズでもリリースされていない、同社秘蔵の蒸留所。記念ボトル以外では1度もボトリングされていない幻のシングルモルト」と言われています

後日アップするんですけど「モンキーショルダー 」っていう銘柄にもこの「キニンヴィ蒸溜所」の原酒が入っているみたいです

ただ「幻のシングルモルト」と呼ばれているといっても、海外で数えるほどのリリースがあって、日本でも「17年」「23年」あたりは並行輸入品ならわずかに購入できるみたいでした

17年であれば1万円ちょっとで買えるっぽい

飲んでみたい!てか欲しい!

てか、これだけの原酒をブレンドするという手間をかけながら、1000円代で買えるスコッチウイスキーってまじやばくないですか?

ボトル代とか、ラベル代とか、輸送代とか、ちょっとほんとにどこで利益とってるのかわかんないな?って思うほどの安さにまず驚きました

しかもこの「グランツ」という銘柄は、世界的に権威のあるエキスパート「ジム・マレイ」から「ウイスキー業界が製造したウイスキーの中で、もっと複雑なブレンドの1つ」というふうに評価されました

ちなみにウイスキーの世界において「複雑」というのは極めて褒め言葉なんですね(←違うと思う人がいたらごめんw)

「シンプル」という言葉が流行っていると「複雑」ってネガティブワードのように聞こえますよね

ただそれは、「深みがあり豊か」といったようなニュアンスであり、ぼく自身もウイスキーのみならず「複雑」であることは「贅沢」だと考えてます。どうでもいいか!

↑三角形の角度が急なのがわかりますね

グレンフィディックはもっと女性らしい丸みをも帯びています。というか、「辺」の部分が平らになっているんですねグランツのほうは

トップはスクリュー式ですね♪かっこいい…

 

それでは…

いざっ!実飲っ!
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ウイスキー藤村’sコメント

「グレンフィディック」「バルヴェニー」の共通はどんなところで見つかってくるでしょう…

実際の仕上がりはどうなんでしょうか、、、

色々たのしみたのしみ、、、

グランツ ファミリーリザーブの香り

実際に香りをかいでみましょう…

 

くんかっ…..くんかっ……………..おぉ…………

なるほど…これが1000円代のスコッチウイスキーの香りかぁ…

まず香りだちは中程度、鼻をグラスの口先よりも奥に突っ込むとそこに香りがまとまっています…

穀物の甘みが緩やかに漂っており、そこを抜けるとほのかなアルコールの刺激とともにシトラス酸味が現れます…

ゆっくりと深く嗅いでみると、うっすらと花の香りを感じとることができますね…

またさらにその奥には樽由来の若い木の香りとフレッシュなバターがゆっくりとやってきます…

ほのかに炊きたてのごはんのかおり…

全体的に香りだちは強くないとはいえ、それぞれの個性に活発さがありよく言えば元気があるように感じる…

調和こそしきっていないように感じますが、優れた個性が集まっているんだなぁ…ということは感じます

バルヴェニーらしさはちょっとわからないんですけれど、グレンフィディックらしさというのは感じる気がしてます

若々しくて公園の砂場でやんちゃしているグレンフィディック…(迷テイスティングレビュー👏)

グランツ ファミリーリザーブの味

実際に味わってみましょう…

 

すーっ………………ごくんっ……..んんん……..

おぉなるほど…興味深い…

まず舌へのアタックは中程度からやや控えめです…

舌触りはアルコールの刺激をほのかに感じながらも基本はなめらかさらっとしたハチミツやカラメルを感じます…

穀物由来の甘さがあるがさらっと通り過ぎていく、マイルドなニュアンスがちらっと現れるが長くは続かない印象…

ほろ苦さにはほのかなコクが付いてきています…

純度の高いカカオのよう、飲み口としてはかなり軽く…

甘さが比較的フレンドリーであるため、少し主張が強めなアルコール感が気にならなければ楽しめそうです

ロックやハイボールなどにすれば軽く爽やかに甘みを楽しむことができそうって感じ

ストレートで飲むにはちょっときついかもしれないですけど、価格を考えるとハイボールにして普段のみでグビグビやっちゃいたい感じがしますね!

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グランツ ファミリーリザーブのまとめ

今日は「グランツ ファミリーリザーブ」をご紹介しました

今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏

なんか今回のグランツをテイスティングして思ったんですけど、ウイスキーにはいくらか役割があると勝手に思ってて

「ものすごく向き合って会話したいウイスキー」

「楽しい場で一緒に盛り上がってほしいウイスキー」

「黙っててもいいからそっと近くにいてほしいウイスキー」

そんなものがあるような気がしてきました。なんだか友達や恋人のようですよね

それぞれとの関係性がシュチュエーションによって求めるものが変わるっていう

それでいうと今回の「グランツ ファミリーリザーブ」は「楽しい場で一緒に盛り上がってほしいウイスキー」って感じでした

難しいこと考えず、とにかく楽しもうぜ!っていう陽気さ、でね

 

✂︎—————————————–

 

ウイスキーって愛飲家になればなるほど、「会話できるウイスキー」に価値を見出していくものだと思っているんですね

それはとてもいいことだと思っていますし、ウイスキーと向き合う上で何よりの価値だと思ってます

ただ、それはより、その役割を求めていっているだけであって、ほかの付き合いかたであればもっと、輝きだすウイスキーってあるんじゃないかなぁとか考えるようになりました。適材適所、役割分担です

今回の「グランツ ファミリーリザーブ」はワイワイ楽しくやりたい人向け!

これからもっともっと、魅力について深掘りしていってみようと思います!

 

販売価格で1500〜2000円ほど安い…素晴らしきウイスキーの世界。まさに飲めるアートだ…

 

「グランツ ファミリーリザーブ」

まだ試したことがない方はぜひ、試してみてはいかがでしょう?

以上、ウイスキー藤村でした!

Have a Enjoy Whisk(e)y Day〜♪🥃

 

【関連記事】
>>>「グレンフィディック12年

>>>「グレンフィディック15年 ディスティラリーエディション

 

<グランツ ファミリーリザーブ>
◯原産国:スコットランド
◯タイプ:ブレンデッドウイスキー
◯原材料:モルト、グレーン
◯アルコール分:40%
◯試飲量:15ml
◯グラス:グレンケアン

<テイスティングノート>
◯色:中位の黄色

◯香り:香りだちは中程度、鼻をグラスの口先よりも奥に突っ込むとそこに香りがまとまっている、穀物の甘みが緩やかに漂っており、そこを抜けるとほのかなアルコールの刺激とともにシトラス酸味が現れる、ゆっくりと深く嗅いでみるとうっすらと花の香りを感じとることができる、またさらにその奥には樽由来の若い木の香りとフレッシュなバターがゆっくりとやってくる、ほのかに炊きたてのごはんのかおり、全体的に香りだちは強くないとはいえ、それぞれの個性に活発さがあり元気があるように感じる、調和こそしきっていないように感じるが優れた個性が集まっているよう

◯ボディ:ライトよりのミディアムライト

◯味:舌へのアタックは中程度からやや控えめ、舌触りはアルコールの刺激をほのかに感じながらも基本はなめらか、さらっとしたハチミツやカラメルを感じる、穀物由来の甘さがあるがさらっと通り過ぎていく、マイルドなニュアンスがちらっと現れるが長くは続かない、ほろ苦さにはほのかなコクが付いてくる、純度の高いカカオのよう、飲み口としてはかなり軽く、甘さがフレンドリーであるため少し主張が強めなアルコール感が気にならなければ楽しめる。ロックやハイボールなどにすれば軽く爽やかに甘みを楽しむことができそう

◯余韻:やや短いか短い

おすすめのウイスキー関連書籍

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世界のシングルモルトを幅広く、深く取り扱う図鑑

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ABOUT US
ウイスキー藤村
仕事を辞めてから5年ほどウイスキーを呑んで暮らしてきました/ お酒全般なんでもすきです。国内外蒸溜所に行ってYouTubeとったり、ウイスキーレビューブログを書いたり。30年熟成です。推しウイスキーはラガブーリンとグレンドロナック。↓地球儀マークはプロフィール。