さっき気づいたんですけど、「なんでウイスキーを飲み続けようとしてるんだろ?」と思って10分くらい考えてみたら「ウイスキーみたいな人間になりたい」っぽかったですw
深みがあって、豊かで、それでいて静かで、長い年月をかけてできる価値のあるウイスキー…
「私はウイスキーになりたい」ってなんかいいなぁとかアホっぽいけど大真面目なことをさらっとぬかして本題!
今日は、粗悪なウイスキーが横行していた時代に、品質を追い求めてできたと言われているバーボンウイスキー…
I.W.ハーパー ゴールドメダル
をご紹介いたします!
I.W.ハーパー ゴールドメダル
全国の酒屋さん、ネット通販にて購入できます
I.W.ハーパー ゴールドメダルとは
洗練された味わいのスタイリッシュバーボン。
↑てかいつもおもうんですけどキリンさんの公式、もっと説明ないのかよwいいけどw
今回ご紹介する「I.W.ハーパー ゴールドメダル」は、日本でもよく飲まれているバーボンウイスキーで、今これを見てくれているあなたも飲んだ経験があるかもしれないですね
ぼくはよくバーにはいくんですが、一箇所だけ大好きなゲイバーがあって、そこにはウイスキーってあんまり置いてないんですけど、このI.W.ハーパー ゴールドメダルは置いてあったりするくらい、とても一般的と言えます(←独特な判断基準)
ちょっと話それるんですけど、I.W.ハーパー、というか、バーボンウイスキーについてちょっと面白い話なんですが、ウイスキーのラベルをよーくみていくと「WHISKY」という表示のものと、「WHISKEY」という表示のもの2パターンあることに気がつきます
さきに「WHISKY」のほうなんですけど、こっちのほうはざっくりとした覚え方としては「🏴スコットランド派生のウイスキー」
もう1つの「WHISKEY」のほうは、「🇮🇪アイルランド派生のウイスキー」という感じなんですね
<ウイスキー表記の違い>
「WHISKY」➡︎🏴スコットランド派生
「WHISKEY」➡︎🇮🇪アイルランド派生
どちらの国でも「ウイスキーは我が国発祥の酒だ!」ということを主張しているといいます
実際のところ、「ウイスキーの発祥の地っておそらく🇮🇪アイルランドでは?」ということが言われてます
ウイスキー造りの文化の栄え方がスコットランドのほうが進んでいて、現在🇮🇪アイルランドのウイスキー蒸溜所は4つ、🏴スコットランドのウイスキー蒸溜所は150を超えるといいます(←近年になってどんどん増えている)
スコットランドのウイスキーにおいて「WHISKY」という表記を用いていたため、アイルランドサイドが、自分たちの優位性を示すため、またスコッチウイスキーとの区別を明確にするため「WHISKEY」と表記するようになったんだとか。おもしろい!
ウイスキーの英語表記は派生の出所でちがう
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じゃあアメリカのバーボンウイスキーはどうなの?って話になると思うんですけど、こちらは蒸溜所やブランドの創設者がどこからの移民かで別れてくるそうです
結果として、アイルランド人の移民のほうが、多く蒸溜所建設を実行してきため、「WHISKEY」表記のバーボンウイスキーのほうが多いんですって
ちなみに先日の記事内でいうのをすっかり忘れてたんですけど、「メーカーズマーク」という銘柄の創業者「ロバート・サミュエルズ」はスコットランド系移民であったため「WHISKY」表記の珍しいパターンとなっています
「WHISKEY」表記のバーボンウイスキーのほうが多い
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で、今回のI.W.ハーパーに話は戻ってくるんですけど、こちら多数派の「WHISKEY」表記…な・ん・で・す・がっ(←うざい)
創業者の「アイザック・ウォルフ・バーンハイム」はドイツ系移民だったそうです
まぁ大多数が「WHISKEY」表記であったし、ドイツにもウイスキーが入ってきていて、そのウイスキーがアイルランド系の「WHISKEY」表記だったのかもしれませんね。ドイツへのウイスキーの入ってきかたもおいおい調べていきます
そんな感じで「ウイスキー」の表記からわかる「スコットランド派?」「アイルランド派?」みたいな小話でしたっ!
ちょっと覚えておくと使えそうじゃない?
なにが「I.W.」なの?なぜ「ゴールドメダル」なの?
ここまでお話しして気づきます。そこまで「I.Wハーパー」の話をしていないことに…!!! ちゃんとお伝えせねば…!!!
まず「I.W.ハーパー」という名前の由来です。こちらは2人の男の名前が含まれたかたちになっています
「I.W.」というのは、先ほど移民の話の中でも登場しました、創業者である「アイザック・ウォルフ・バーンハイム」という人物の「アイザック・ウォルフ」の部分をイニシャルにしたもの
「じゃあハーパーは?」ってなるじゃないですか。これもおもしろいんだよなぁ…(ニヤニヤ)
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この「ハーパー」というのは上記のバーンハイムの無二の親友であった「フランク・ハーパー」から由来するんです。なんで!?w どんだけ親友おもいなの!?w
というのも、例えば「I.W.バーンハイム」とかにするじゃないですか。これが、バーンハイムというドイツ系の名前がアメリカでは一般的でなかったらしいんですね
それにひきかえ「ハーパー」というのはアングロサクソン系の名前であるらしく、こちらは一般的であり、アメリカでウイスキーをやっていくにふさわしい判断したから「I.W.ハーパー」となった、という。
しっかりと考えられた名前なんだねぇ。ためになったねぇ。ためになったよぉ〜
「I.W.ハーパー」は創業者とその親友の名前を合わせたもの
(↑ゴールドメダルが描かれたラベルデザイン)
じゃあゴールドメダルは?というおはなしなんですが、こちらは1855年のニューオリンズでおこなわれた万国博覧会で金賞を受賞したこと
そのあとも様々な博覧会で金賞を受賞したことから「ゴールドメダル」と呼ばれるようになっていき、それが商品名にまでなったんですね
当時のアメリカではいつでも開栓できてしまう樽により、混ぜ物の可能な粗悪品が横行していた時代でしたから、品質にこだわりぬいたI.W.ハーパーが輝きを見せていたといいます
それをきいて思い出したんですが、一般的に呼ばれだして名前がつくパターンでいうと、日本では「角瓶」なんかがそうですね。愛称から名前がついてさ、なんかステキやん?🤔
トップはスクリュー式ですね♪
このお辞儀をする紳士は「毎度ありがとうございまーす!」って言ってるんですよ。信じてください…!!!(うさんくさいけどほんと)
それでは…
ウイスキー藤村’sコメント
さてさて、万博博覧会で金賞を取る実力のある「I.W.ハーパー ゴールドメダル」
実際の仕上がりはどうなんでしょうか、、、
たのしみたのしみ、、、
I.W.ハーパー ゴールドメダルの香り
くんかっ…..くんかっ……………..おぉ…………
品質の高いバーボンウイスキー…いいねぇ…
あっ、完全にいい忘れてましたが、この「I.W.ハーパー」では86%の原料がトウモロコシとなっていて、かなりトウモロコシ率がたかいんですね
甘みが強い繊細な香りと味わいとやらを堪能していきましょう…
まず、香りだちは強めで、グラスの先からすでに香りを感じます…
先にくるのはふわっとしたフローラルさ…シトラスのフルーティさ…穀物の香ばしさなどがほぼ同時に…
少し奥に鼻を突っ込むと炊きたてのご飯…すこしピリッとさせるが若いオレンジの果汁がはじけてジューシーさが際立ちますね…
かすかにカメムシのニュアンスがあるが決してイヤではありません…とても大切な個性となっています…
鼻をすっとさせる感覚がありミントのよう…ほのかにプラスチックだがフローラルさにも似ている…
強くかいでみると樽の香りが豊かに香る、荒削りの木、バターらしいマイルドさとコクがあとからほのかに追ってくる…
おぉ…いろんな要素を感じ取れてぜいたくやぁん…
I.W.ハーパー ゴールドメダルの味
すーっ………………ごくんっ……..んんん……..
いいなぁ…ハーパーさーん…
まず、舌へのアタックは中程度、舌触りは最初なめらかで後からピリリとさせています…
ふくよかでスパイシーな穀物と合わさった樽由来の甘味が広がっていく感じがたまらない…
穀物の甘味にジリジリとした熱をまとわせていて、底の方にオレンジのジューシーさがゆったりと静かに流れている…
香りほどのオレンジ感はそこまでないけれど、確かな甘味があり穀物の甘さ、一瞬ではあるが桃らしい甘さが現れる…
かすかにペンキっぽさやプラスチックのニュアンスもとれます…これもウイスキーらしい、リピートを促すようなクセですね…
ピリッとした刺激のおかげで目立たないがコク感を感じることもできます…
あとに抜ける土っぽさを伴った木の香味が豊か、豊かな穀物感からくる甘さとフレッシュな荒削りの木味からくるスパイシーさが印象的です…
いやぁ、ハーパーうんめぇ。
あんまり知らなかったけど、これ、結構あなどれないやん
さすがいきつけのゲイバーでよく飲まれるウイスキーだなぁと感じました!(←謎の判断基準ふたたび)
I.W.ハーパー ゴールドメダルのまとめ
今日は「I.W.ハーパー ゴールドメダル」をご紹介しました
今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏
とっても甘みがでていて、親しみやすくも深みや豊かさのある素晴らしい仕上がりだなぁと感じました!個人的にはかなりだいすきですね!
販売価格で1800円ほど。超お手頃!
「I.W.ハーパー ゴールドメダル」。
まだ試したことがない方はぜひ、試してみてはいかがでしょう?
以上、ウイスキー藤村でした!
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