今回は、「カリラ 2012 7年 オロロソシェリーバット/ヘンプスパロー」をテイスティングしてみました!
【 カリラ 2012 7年 オロロソシェリーバット/ヘンプスパロー】の商品紹介🗒
【輸入元コメント】
カリラ2012は、ファーストフィルのオロロソシェリーバットで追熟した7年熟成。シングルカスク、カスクストレングスボトリングです。色は深みのあるゴールド。香りは非常にブリニーで、上品なピートスモークに海風、塩キャラメル、あとからオレンジやドライアプリコットのフルーティさが優しく香ります。口に含むと、香りの上品さからは一変、ヨード香を伴ったアイラらしい力強いスモークとともにオロロソシェリー樽由来のスパイシーさ、オークの味わいが広がります。次第にダークチョコレートや牡蠣の燻製、かすかに焼きパイナップルが加わり、フィニッシュにはブラックペッパーとタンニンが味わいを引き締めてくれます。カリラの海風を感じるスモークにオロロソシェリー樽によるスパイシーさが見事にマッチした1本です。是非お楽しみください。
【カリラ 2012 7年 オロロソシェリーバット/ヘンプスパロー】の詳細📝
◯原産国:🏴スコットランド
◯地域区分:アイラ島
◯ブランド:ヘンプスパロー
◯蒸溜所:カリラ蒸溜所
◯タイプ:シングルモルト、カスクストレングス、オロロソシェリーバッド
◯原材料:モルト
◯アルコール分:60.3%
◯総本数:661本
◯蒸溜年:2012年
◯瓶詰年:2019年
◯購入価格:7,000円ほど
【ウイ藤のテイスティングコメント】💬
2021.8.18(水)18:30@あいまいな酒場
◯試飲量:10ml
◯飲み方:トワイスアップ
◯グラス:グレンケアン
👀色:濃いめ褐色
👃香り:香り立ちは強い、薫製の香りに重厚なフルーティさが乗ってくる、甘辛いコクのある香り、濃厚なベリーソースの甘酸っぱさ、燻製のチャーシューのようにがっつりとしている、かなりガラムマサラのように複合されたスパイシーさ、深くかぎ込むとモクモクと前が見えなくなるほどスモークが焚かれているよう、濃いスモークとホッとなスパイシーさがら目立つが、奥でトロリと艶やかな蜂蜜が光っている、粗挽きのブラックペッパーがかけられた、空腹を誘うがっつりとした食事を目の前にしているよう、ほのかに鉄っぽいニュアンスがクセらしい
💪ボディ:フルボディ
👅味:口に入れた瞬間に圧倒的なパワーで襲われる、甘くてコク深くてパワフルで重厚、バーベキューで肉汁が
滴る肉の塊のようながっつりした甘さと燻製らしいスモーキーさ、甘辛くてペッパーの効いたバーベキューソースそのものの印象もある、スパイシーさはやはり複雑で一辺倒な辛さではない心地よい刺激、少しシナモンのニュアンスを感じる、パワフルでガッツリであるのは間違いないが、舌溶けはかなり滑らかなハチミツ、甘さと辛さとコクとスモーキーさ、どこをとっても個人的好みど真ん中ストレートな一本
🎵余韻:重厚感のある甘辛いスモークが口内に溢れかえり、時間をかけてまったりとしていく
【カリラ 2012 7年 オロロソシェリーバット/ヘンプスパロー】の評価✍
個人的にめちゃくちゃに大好きな一本。
何度このカリラに気持ちを救われてきただろうか。
自分に喝を入れたいとき、ガソリンのように奮い立たせてくれるパワフルで優しい味わい。
ただただ力強いだけではない。
しっかりと受け止めてくれるようなどっしりとした安定感とブレない軸、一本の芯のようなものを感じる。
テイスティングコメントを書いている最中に飲み切ってしまうほどどんどん触れたくなってしまう。
ブラインドテイスティングでないため、ウイスキーはラベルのデザインで印象が変わってしまうことが多々ありそうなのだが、別に麻雀牌に思い入れはないので、その心配はないと思う。
上司にしたい銘柄のようであり、自分自身がそうでありたいと感じる、香りと味わいによる思い入れがかなり強い、見事な一本である