今回は、「ルーイーン1992 27年/キングスバリーゴールド シークレット・スペイサイドモルト」をテイスティングしてみました!
【 ルーイーン1992 27年/キングスバリーゴールド シークレット・スペイサイドモルト】の商品紹介🗒
【輸入者コメント】
キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて設立、1989年よりシングルモルトのボトリングを開始し、その後ロンドンに事務所を構え、専門的な蒸留酒を取り扱っている、インディペンデント・ボトラーです。通称ゴールドと呼ばれる「カスクストレングス」シリーズは、特に際立った個性を持った樽のみが厳選され樽出しにてボトリングされる渾身の作品達で、同社の最高品質を誇ります。近年は、同社のこのフラッグシップシリーズより、ユニークなネーミングの「ティースプーンモルト」や「メインバライル」という「シングルカスクのブレンデッドウイスキーやブレンデッドモルト」が数々リリースされ、幅広いアイテムで愛好家を楽しませてくれています。そして、この度「シークレット・シングルモルト」のNEWブランド「ルーイーン」が誕生!ルーイーンとは、シークレットだが素晴らしいという意味のゲール語で、蒸留所名が明かせない素晴らしいシングルモルトをこの名称でリリースしていくとのことです。蒸留所不明の裏を返すと入手しづらい、裏ルートからしか入手出来ないようなビッグネームや貴重なウイスキーであることが読み取れ、いやが上にも、期待が高まります。今回のご案内は、大変貴重な90年代初頭ビンテージの「シークレット・スペイサイドモルト」、長期熟成と度数による柔らかさ、そして皆さま大好きなトロピカル感?に会話が盛り上がりそうで、やはり初リリースの気合の入りようが感じられます。偏見も持たずウイスキーと向き合い、中身を想像しながら、ご自身なりの評価で、じっくりとお楽しみ下さい。
【公式テイスティングコメント】
濃い金色がこの素晴らしいスペイサイドのウイスキーへと誘う。かすかなハチミツを伴ったあたたかいバタースコッチの香りに、シルクのような、あたたかく柔らかい口当たり。トフィー、カラメル、あたたかいスパイスの奥に麦芽の風味が感じられる。フィニッシュは魅力的で非常に複雑。クラシックなスペイサイドモルト。
【ルーイーン1992 27年/キングスバリーゴールド シークレット・スペイサイドモルト】の詳細📝
◯原産国:🏴スコットランド
◯地域区分:スペイサイド
◯販売元:キングスバリー社
◯蒸溜所:?(グレンリベットかマッカランかも?という噂)
◯タイプ:シングルモルト、カスクストレングス、バレル
◯原材料:モルト
◯アルコール分:46.3%
◯総本数:257本
◯販売価格:17,000〜20,000円程(Amazon)
【ウイ藤のテイスティングコメント】💬
2021.8.15(日)16:05@あいまいな酒場
◯試飲量:10ml
◯飲み方:トワイスアップ
◯グラス:グレンケアン
👀色:明るいレモン色
👃香り:香りだちはやや強い程度、ミルキーなレモンフレーバー、シトラスの酸っぱさがフレッシュに香る、ほのかに輪ゴムのニュアンスを感じる、レモングラスのような青さも感じる、さっぱりと桃の香り、不思議と減塩醤油の雰囲気、甘さがあるがべったりとしていない、奥から極微かにピートの存在感があるような、きめ細かなスパイシーさが心地よい、はじめの印象以上に厚みのある香りが現れる、マイルドさと塩味が滑らかに混ざり合っている、少しプラスチックのニュアンスも
💪ボディ:ミディアム
👅味:滑らかで上品な味わい、それでいて可愛らしくも思えるポップめな甘さ、ビロード色の飴細工、細部にまで細かな印象、焦がさず溶かした砂糖の甘さにフルーティさが埋め込まれている、舌で叩いたり溶かすことで少しづつ解けていくよう、パパイヤやグアバの甘くもクセのある雰囲気、つぶつぶとタネを感じるイチゴのジャム、アルコールらしい苦味がなくジューシー、だがモカっぽい甘さとほろ苦さは感じられるよう、シナモンのスパイシーさ、
🎵余韻:甘さと細かなスパイシーさがマイルドな雰囲気に包まれ長く口内を満たす
【ルーイーン1992 27年/キングスバリーゴールド シークレット・スペイサイドモルト】の評価✍
味わいとしては27年という熟成期間を全く感じさせない若々しさで、だからといってアルコールのツンケンしたふんいきは全くないという不思議な仕上がり。
「痛みを知らない温室育ちのお嬢さま」という勝手すぎるキャッチコピーが頭をよぎってしまった。
とにかく27年という歳月を感じさせない、ある意味魔法的な味。だからといって満足度が低いわけではなく、香りだちも口内での広がり方もやはり豊かである。
全体的に軽やかで繊細。
そよ風がすぎるように肩の重荷をスッと落としてくれる、優しく柔らかい仕上がりだった。