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【レビュー】レダイグ10年 46.3% の味と評価は?トバモリーとの違いは?

レダイグ10年
ウイスキー藤村

こんにちは!ウイスキー藤村です!

今回は、、、

「レダイグ10年」

をレビューいたします!

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【レダイグ10年】の商品紹介🗒

レダイグ10年
Photo by ヒサノモトヒロ

【商品紹介】

スコットランドのマル島、トバモリー蒸溜所でつくられるヘビリーピーテッドタイプの製品。ノンピートタイプの「トバモリー」と合わせてリリースされている

アイランズモルトらしい潮気と燻製香を感じられる仕上がりで、ボトラーズ銘柄などはどれも評判がよく、コアなウイスキー愛好家から高い評価を得ている銘柄。フェノール値は35ppmと、ラフロイグやラガブーリンなどと同等値である

【公式テイスティングコメント】

<色> 輝くレモンゴールド

<香り> 独特な島の特徴と、マイルドな防腐剤やクレオソート、磨き剤、ミントチョコレート、フローラルな海辺のアロマを思わせる遊び心を備えた甘い海のスモーキー。柔らかなピートの穏やかな煙

<味わい> スパイシーなペッパーの魅力的な刺激と、ピートのような濃厚なスモークとビロードのようなバニラにモルティなクリーミーさを備えたドライフルーツが加わった、食欲をそそる甘いケミカルフレーバー

<フィニッシュ> 上品な白コショウのスパイシー、甘草の鮮やかな甘さ、クローブのアクセント、そして絶妙に長いソルティの不思議な結合

このレダイグ、個人的にはあまり熱心に推している銘柄ではなかったのですが、なんとなく呑んでいたらあっという間になくなりかけていて、「あれ?あたし、レダイグ好きなのかしら?」といった恋の予感があります。

スモーキーでピーティな味わい、燻製や薬品くささといったクセっぽさのイメージは、ラフロイグやアードベッグ、ラガブーリンなどのアイラモルトを連想しがちですが、このレダイグはそこにけっして、引けを取らない隠れた銘品です

スコットランドの島、マル島の「トバモリー蒸溜所」で製造されるこのレダイグは、ボトラーズ製品も比較的みることができ、経験上はまったくはずれなし、いつも期待にこたえてくれるブランドとして、かなり信用しています

引用:公式サイト

レダイグの歴史、トバモリー蒸溜所については、ウイスキーメディアBARRELさんの、こちらの記事が詳しくておすすめです。時間があればご覧ください

蒸溜所設立は1798年と、かなり老舗なんですね。とはいえ多くのスコットランド蒸溜所と同様に、なんども閉鎖、売却や合併などの波乱の時代を生き抜いてきた蒸溜所なんですね

レダイグのレビューはほとんどあげていませんでしたが、「ザ・モルトマン レダイグ20年 1997」のレビューをしたことがありました

ザ・モルトマン レダイグ20年 1997

このときからじぶんの中ではかなり印象がよく、その後のんできたものはどれも、かなり印象深かったのを覚えています

対して、トバモリーについてですが、あまり経験がなく、出会うことも少ないのでそこまで記憶に残ってなかったりします。でもうまかったとは、、、おもう、、、。ちょっと急いでどこかで呑んできますねごめんなさい

すこし調べてみると、じつはトバモリー蒸溜所がつくる製品は「トバモリー」対「レダイグ」で45:55、レダイグのほうが多いというから、「だから覚えてないのか〜 ^ ^」と自分に言い聞かせました。関係ないですね

そういえばトバモリーはポットスチルのラインアームがくの字になっているのがかわいくてすきなんですよね

引用:https://fosm.de/tobermory-distillery-tour-olivier-maclean/

通常ほとんどの蒸溜所ではまっすぐなのですが、これはトバモリー蒸溜所の特徴のひとつだったりします。

これにより逆流しやすくなり、リッチな酒質の蒸留が可能なんだとか。ポットスチルフェチとしては覚えておきたい蒸溜所ですね

トバモリー蒸溜所が手掛けるジン!?「ヘブリディアン ジン」

実はジンをも手掛けているトバモリー蒸溜所。その名も「ヘブリディアン ジン」。

近年では意外にも多くのウイスキー蒸溜所がジンを製造しているのですが、ほとんどの場合ウイスキー製造が軌道に乗るまでの間、酒造りの方個性をアピールする目的から新興蒸溜所でリリースされています。

トバモリー蒸溜所には古い歴史がありますが、それでもこうしてひと味違った商品がリリースされるのは飲み手として嬉しい限りです。

ヘブリディアンティー、ヘザー、エルダーフラワー、スイートオレンジピールを使用して蒸留されており、フレッシュでピリッとした味わいです

実は日本ではまだあまり知られていません。

あまり人気になられると困るので、ここだけの内緒にしておいてください。

【レダイグ10年】の詳細📝

レダイグ10年
商品詳細

【レダイグ10年】

◯原産国:🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿スコットランド
◯地域区分:アイランズ
◯タイプ:シングルモルトウイスキー
◯原材料:モルト
◯アルコール分:46.3%
◯販売価格:税込5,000〜6,000円代

レダイグ10年
46.3%と細かな小数点とアンチルフィルタード
製品に丁寧さを感じられる
レダイグ10年
トップはコルク式ですね

今回レビューしているのはひとつ前のラベルデザインのようで、新ボトルになってから全体のデザインがマイナーチェンジされていて、コルクにもマル島のカタチが刻まれ、かわいくなっていました

レダイグ10年
現行ボトルのコルクデザイン

【ウイ藤のテイスティングコメント】💬

レダイグ10年
ウイ藤のテイスティングコメント

【レダイグ10年】

◯試飲量:15ml
◯飲み方:ストレート、トワイスアップ
◯グラス:KYKEY – AROMA GLASS BASIC

👀色:明るいオレンジ

👃香り:甘やかでコクのある香りにほんの少しの金属のニュアンス、湿度が高いような、深く香ばしいモルトの香り、生ぬるくイチゴのジャム、かすかに杏仁豆腐の影、バーベキューソースのような甘さと燻製香、夏の熱い日の夜

💪ボディ:ミディアムフル

👅味:なめらかでどっしりとしたコク、どこかアンニュイな甘さとスモーキーさ、かなリバーベキューソース、チキンマックナゲットを思い出す、すこし粉っぽいようなぬっぺりとした舌触り、焼いた木の香りがかなりゆたかに広がる、ほんのりみたらし団子のよう、クリームっぽさも感じられる

🎵余韻:ぜいたくなスモーキーさと甘やかさが広がって、大きく広がっていく

【レダイグ10年】の評価✍

レダイグ10年

おもわずかなりヘビーに呑んでしまう、隠れた銘品です

「スモーキーな銘柄」として紹介するとあまり目立ったり、イチオシには上がったりはあまりしないが、先入観を捨てて呑んでみるとそのクオリティの高さに気づいたりする銘柄といえます

ゆるやかで、どしっとした甘みの中に溶けるスモーキーさに魅了されるよう、、、

どんな飲み方でもおいしくいただける、勇気をもらいたいときに呑みたい万能選手

ストレートでも十分においしくいただけるし、ハイボールもロックもいけそうです。水割りはちょっと鉄臭さがでそうだから微妙かも

ついでなのでデザイン別で飲み比べてみたのですが、新ラベルになって多少スパイシーさと粉っぽいようなニュアンスが強く感じられる気がし、味わいとしてリッチなのは旧ボトルかも?といった感じ。立ち上がりがはやいのは新ボトルかも?とヒサノくんは感じたようでした

レダイグ10年
左が旧、右が新ボトルのレダイグ飲み比べ

とはいえ、開栓時期の違いのほうが、要因が大きそうで、じっさいはあまり気にせず呑んでいたらまったく気が付かないと思われます

どちらにせよ、十分に満足度が高く、レダイグがもつポテンシャルの高さに改めておどろき、大満足なテイスティングとなりました

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ABOUT US
ウイスキー藤村
仕事を辞めてから5年ほどウイスキーを呑んで暮らしてきました/ お酒全般なんでもすきです。国内外蒸溜所に行ってYouTubeとったり、ウイスキーレビューブログを書いたり。30年熟成です。推しウイスキーはラガブーリンとグレンドロナック。↓地球儀マークはプロフィール。