蒸溜所非公開、なぞのスモーキースコッチ「ピーツビースト」。
ラベルには焼け跡ついていたり、キャッチーすぎてコワすぎる樽のビーストが火を吹いていてかっこいい。遊び心が感じられます。
今回ご紹介するのはバッチストレングスということで度数が高いもの。
近年ではどんどんシングルモルトの価格が高騰していますが、かなりお手頃価格で買うことができます。
明るくて力強い、スモーキー好きは要チェックな銘柄です。
ピーツビースト バッチストレングスの特徴を以下にまとめました▼
- 蒸溜所非公開のスコッチシングルモルト
- フルボディでモルトの甘味がぶわぁーっと!
- 価格はなぜかスタンダードと数百円しか変わらない鬼コスパ
- 明るくて力強いキャラクター
- 少し和テイストっぽいニュアンスが特徴的でうまい!
- 価格は5000円台(2022年9月現在)
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呑んでみました!「ピーツビーストバッチストレングス52.1%」🥃フェノール値が35ppmほどと、かなりスモーキーでがっつりかと思いきや明るくフレッシュな味わいで爽やかに感じます🤔なぜかわからないのですが、ちょっと和テイストというか、日本に馴染みのある味がしました。比較的お手頃価格でよき!! pic.twitter.com/zdkA9SXOCo
— ウイスキー藤村🥃 (@whiskyfujimura) September 2, 2022
【ピーツビースト バッチストレングス】の香りと味は?💬
ウイスキー藤村のテイスティングコメント
◯試飲量:15ml
◯飲み方:トワイスアップ
◯グラス:KYKEY – AROMA GLASS BASIC
👃香り:レモンの爽やかさと葉っぱのようなニュアンス、ラベンダーのようなフローラルさ、ややバナナクリーム、生木の削りカスなスパイシーさ
💪ボディ:フルボディ
👅味:明るく朗らかに活発、乾いた木の粉、5月のそよ風、早摘みの柑橘系のなにかの酸味、新築の和室と和菓子の雰囲気、香ばしく焼けたイメージ、あっさりとした海鮮の出汁、ほのかに絵の具を連想、すこし粉っぽい舌触り
🎵余韻:明るく熱く力強く、スモーキーさがぶわりと広がっていく
中身はどこの蒸溜所なのか?の考察
ヒサノくんと呑んでいて、「若いラガブーリンかなぁ?」となったのですが、実際手元にあった「ザンジバー キュンストラー アイラ2008 10年 54% バーボンカスク」を呑んでみたのですが、んー、違う気がする。
そういえば和テイストといえば「キルホーマン」かもしれないなぁ?とおもって呑んでみたら、これはニュアンス、近い気がしました。
アイラ原酒とすると、ピーツビーストはあまりアイラっぽくないと感じます。
そもそも、蒸溜所不明ということで、「アイラとは言ってない〜(ΦωΦ)」ですから、またどこか、ピーテッドのイメージがない蒸溜所原酒の可能性も十分あります。
ベンリアックの可能性もある、という記事もありましたが、個人的にはあまりピンとはこないんですよね、、、
販売元、イギリスのフォックス・フィッツジェラルド社は「レスト&ビー サンクフル」というラインナップを販売していますが、そちらではブルックラディとの関係性が深く、製品化されているのためブルックラディという線もあって、こちらはちょっと可能性かんじます。
とにもかくにも、ピーツビーストは独特な雰囲気があっておもしろかったです!
スタンダード46%と値段は数百円差
記事を書き終わってから気づいたのですが、ピーツビーストのスタンダード(46%)とほとんど値段がかわらないんですね。ゆうて数百円程度です。
46%の通常版は飲んでいませんし、シーンによって活躍する場面は違うかとおもいますが、バッチストレングス 52.1%が個人的にはオトクな感じが、いまのところしています。
実際に飲んでみたら、改めて追記いたします。
【ピーツビースト バッチストレングス】の商品紹介🗒
【商品紹介】
芳醇でピーティーな蒸溜所不明のシングルモルト、ピーツビーストからバッチストレングスがリリースされました。
麦芽を原料に、フルボディのフレーバーを活かすためアンチルフィルターでボトリング。
世界的に有名なアーティストでありイラストレーターのダグ・アルベスにより、ラベルのビーストはデザインされました
—
【公式テイスティングコメント】
【香り】ピートと湿った草、波しぶき、煙、湿った土、西洋なし、リンゴ、スパイス。
【味】タール、ピートスモーク、クリーミー、リコリス。
かなり特徴的なラベルデザインですから、一度みたらかなり記憶に残りそうですね!
このイラストを手掛けるのはロサンゼル在住のブラジル人アーティスト「ダグ・アルベス」 。身体中に樽をまとったけものフレンズが火?煙?をふきだしているという、かなりパンチの効いたデザインです。
ラベルの左側には、焼け跡という細かな演出が施されており遊び心。これは上の写真を撮ったヒサノくんが焼いちゃったわけではありません。
蒸溜所不明のシークレットスコッチ
蒸溜所不明ではありますが、スコッチシングルモルトではあり、それ以上は、アイラ原酒なのか?それ以外なのか?は明らかになっていません。
最近はこういったヒントなしのシークレットものも多いですよね。コンパスボックスの「ピートモンスター」やおっちゃんが特徴の「ビッグピート」 など、、、
想像したり、飲み比べてみたりする楽しむ機会を、われわれ飲み手に与えてくれていると感じます。
【ピーツビースト バッチストレングス】の詳細📝
【ピーツビースト バッチストレングス】
◯原産国:🏴スコットランド
◯販売者:フォックス・フィッツジェラルド社
◯タイプ:シングルモルトウイスキー
◯原材料:モルト
◯アルコール分:52.1%
◯容量:700mL
◯販売価格:税込4,500円ほど
◯その他:アンチルフィルタード、蒸溜所非公開
まとめ✍
飲むまえの勝手な印象よりも明るく朗らかで、だけれど印象どおりに熱く、スモーキーさを感じられる銘柄でした!
奥を、うしろの方を、探っていくほどさっぱりとしたキャラクターを感じられます。
ですが同時に、全体的に粉っぽいような、濃度が高いような舌触りが特徴的だと感じました。
蒸溜所非公開銘柄ですが、全く検討がつかず、どこか和テイストな雰囲気が感じられるから不思議です。ウイスキーは見かけによらない、、、
ちなみにキルホーマンですが、おはぎとの相性がバツグンですよ。ピーツビーストも合いそうな気がします
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— ウイスキー藤村🥃 (@whiskyfujimura) September 2, 2022