今回は、「シングルモルト 宮城峡(旧)」をテイスティングしてみました!
【 シングルモルト 宮城峡(旧)】の商品紹介🗒
【シングルモルト 宮城峡(旧)】の詳細📝
◯原産国:🇯🇵日本
◯地域区分:宮城県仙台
◯販売元:ニッカウヰスキー
◯蒸溜所:宮城峡蒸溜所
◯タイプ:シングルモルトウイスキー
◯原材料:モルト
◯アルコール分:43%
【ウイ藤のテイスティングコメント】💬
2021.8.22(日)11:10@あいまいな酒場
◯試飲量:10ml
◯飲み方:トワイスアップ
◯グラス:グレンケアン
👀色:輝く琥珀色
👃香り:香りだちは中程度、フレッシュなトロピカルテイスト、パイナップルやマンゴーやグアバ、少しオレンジ味の粉薬のような感触、パイナップルキャンディ、甘くて柔らかいスモーク、ほのかに杏仁豆腐、べたっとした甘さの中から樽のスパイシーさが出てくる、甘く華やかなバニラ、べっこう飴、よく嗅ぎこむと少し清涼感のあるニュアンスと酸味のあるフルーティさ、マイルドさもあるが粉らしい鼻腔感覚、手で温めると完熟のパイナップルとバターがドバッと湧き上がる
💪ボディ:ミディアム
👅味:舌触りは甘やかで滑らか、トロピカルテイストが心地よい、溶けた白砂糖、甘く滑らかなトロピカルソース、ほのかに酸味は感じられるが基本的に甘くほのかにスモーキー、全体的に柔らかで豊満な印象、美肌の味、舌でよく溶かすとスパイシーさもチリチリと感じさせる、かすかにお酢、バニラらしい白っぽい甘さ、ぬっぺりさはピーナッツバター、旨みはがっつりではないがかつお出汁らしさがある
🎵余韻:よく調和のとれた心地良い余韻が長く続く
【シングルモルト 宮城峡(旧)】の評価✍
実は現行の「宮城峡」と「余市」が弊酒場にはないため、比べようがないのが残念なのだが…
とてもよく”調和”のとれた高度なブレンドを感じる銘柄である。余市とは対局的に、柔からいピートが特徴的なイメージのある宮城峡だが、今回の銘柄もまた、柔らかく、ふっくらとした優しい味わいだと感じる。
得に「香り」が個人的には好みで、グラスを手で温めた時に湧き上がったあの「濃厚な完熟パイナップルとバターの芳醇さ」にはポジティブ要素が詰まっていた。
特にネガティブ要素はないのだが、正直ピート感はあまり感じられないので、おそらく前述したとおりのポジティブなフルーティさやマイルドさなどを、サポートするような役回りに徹しているのだろう。
どこをとっても心地よい銘柄。
独特な個性は何か?と言われれば少しわからなくなってしまうところはあるのだが、日本らしい”和み”の雰囲気は確かに感じられ、ニッカの技術力を感じられる、素晴らしい銘柄であると思う