寒いからなんですかね?寒いからってことでいいですよね?とにかくトイレのために立ち上がる回数が増えています…マイトイレください…
さて、今日ご紹介させていただきますのは…
オマー ピーテッドバーボンカスク
カスクストレングス
です!
オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングス
台湾 台北から日本に向かう際、空港の免税店で買うことができます
オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングスとは?
台湾は麦芽の成長には暑すぎるため、原料のモルトは全てスコットランドから購入しています。基本的にはノンピートモルトを使用していましたが、将来的に様々なポートフォリオを構築するため2014年からはピーテッドモルトの使用も始めています。夏の気温が非常に高くなるため、ウイスキーの製造は10月~4月の間です。
スコットランドのモルトウイスキーを原料として製造されている、台湾初のピーテッドモルトウイスキーです。年にわずかな期間しか蒸留されないピーテッドモルトを使用した原酒をバーボンバレルで熟成し、カスクストレングスでボトリング
ウイスキーの製造、10月〜4月ってぜんぜん知らなくて、蒸溜所に行ったとき製造してなかった。かなしい
「あれ?カバランってピーテッドなかったの?」って思ってオマーの南投蒸溜所で聞いたところ、
「カバランでは蒸溜所限定ボトルでピートタイプのものがあります」
「カバランではピーテッドモルトを使用しているわけではなく、アイラ島ウイスキーの貯蔵で用いていたスモーキーフレーバーのついた樽にいれて熟成をかけることで、ピートタイプに仕上げていらようです」
とのこと
実際に「カバラン ピーテッド」で調べると出てきたのは蒸溜所限定ボトルで、「ピート”カスク”」と表記されていたので納得!
台湾発のピーテッドモルトウイスキーはカバランではなくオマーだったんですね。おもしろーい(ニヤニヤ)
あとこのボトル、台湾でもちょこちょこてないことがあるらしくて、日本では限定60本の販売で希少らしい。楽天で見たら台湾の2倍の価格で、あと一本だけ売ってました。大切にいちゃいちゃしていこう…
漆黒が美しい台湾初のピーテッドモルトウイスキー
1つ前の記事「オマー オレンジブランデーカスク カスクストレングス」の記事でも話しましたが、オマーが好きすぎる…
そしてこのピーテッドモルト!!!かっこよすぎる!!!!!
なんかキーホルダーみたいな黄金のナンバープレートまでつけちゃってさぁ…厨二心を死ぬほどくすぐってくるこのデザインを考えたひと、「それでいこう!」と言ったひと、リスペクトです
↑このラベルに描かれている樽っぽい見た目の階段がついた建物は、ワインのテイスティングルームだそうです
↑現在は地震による地盤沈下で入ることができないのですが、未だに南投蒸溜所のアイコンのようになっており、その左前にはオマーのボトルをモチーフにしたものが地面に突き刺さっているw ど迫力すぎて笑いました
↑ボトルナンバーが記載されたナンバープレート付きで高級感がアップ
↑トップはコルク式ですね♪
それでは…
ウイスキー藤村’sコメント
実際の仕上がりはどうなんでしょうか、、、
たのしみたのしみ、、、
オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングスの香り
くんかっ…..くんかっ……………..おぉ…………
なんて満足感…気持ちだけじゃなくお腹まで満たされてしまうような贅沢なスモーキーフレーバー…ほんとたまらなぃぃぃ…
まず第一印象は、「うまじょっぱい燻製のお肉」..,ほんと最高すぎる…でも確かにフルーティというか、ジューシーなエキスが隠れている…もうこれは料理だ。作ったひとはシェフだ…
フルーティさから「焼いた赤りんご」を連想しました…そう、この焼いた赤りんごにオイリーで燻製のよく効いた焼きベーコンを巻いたような…
そして、ほのかに灰っぽさを感じますね…バーベキューやキャンプファイヤーしていた夏の夜のひとときを思い出します…
あまり場数はないのですが、いつの日か飲んだカルバドスのような雰囲気を感じました…やっぱりりんごっぽさなんだこれこれは…
もう頭のなかが「りんご」と「ベーコン」なので「ベーコンアップルパイ」とか言い出したw (ありそうでない)
あとからやや、お酢のような柔らかくほのかな酸味も感じてちょっとしたアクセントに…
ほのかに清涼感に感じる鼻の奥を突く刺激は西洋ワサビのよう…ここちよきぃぃぃ…
熱帯の雨の日を連想させる湿っぽさがあり、古酒のようなクセが一筋縄では全貌を理解しつくせない印象あたえており、なんていうか…「深い」(w)
とにかく好みど真ん中、満足感の高い香りです…
オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングスの味
すーっ………………ごくんっ……..んんん……..
うわぁ…うまいやぁん…いつしかのんだ「ザ・モルトマン レダイグ20年 1997」のような燻製ベーコン感がたまらないんだがぁ…
それとはまた違った、やはり「なめらかなりんご感」。オマーがもともと持っている南国フレーバーがうまく引き立てられている感じ…
まず舌へのアタックは昨日のオレンジカスクと同様に中程度…優しさ、丁寧さに、厳しさ、力強さみたいなものを兼ね揃えている気品のあるタッチ…
味わいとしては、まるで蒸溜所でまれに口にすることがある「ピーテッドモルト」を何十粒か頬張った時のような豊かなスモーキーフレーバーぁぁぁ…口いっぱいに広がります
うまじょっぱい燻製ベーコン、ベーコンアップルパイ、夏場のバーベキュー…灰っぽさをリアルに感じ、炎を目の前にしているような臨場感すらもあります…
ほのかなお酢の酸味は香り同様に…
あと、なぜだか刺身醤油のような印象をうけました。甘くてしょっぱくて、旨味が凝縮されているような…もしかしたらアイラウイスキーより、お寿司にめっちゃあうかもw お寿司買ってきたら試してみます
そして木製のニュアンスはアンティークの家具を彷彿とさせる、ゆっくりな時間の流れを感じさせる余裕感…あぁたまらないなぁ…ピーテッド…
多分ぼく、今は「スモーキー+南国フレーバー」とか「スモーキー+フルーティフレーバー」みたいなのがどツボっぽいです笑
それでいうと本当に好きすぎる香味の傾向でした…いやぁ大好きすぎる
オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングスのまとめ
今日は「オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングス」をご紹介しました
今回のウイスキーも、とってもおいしくいただきました🙏
台湾の空港では2800元(約8600円)で購入しました
日本の楽天市場では約2万円で販売されていたのを確認しています
「オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングス」。
もし機会があれば、ぜひ試してみてはいかがでしょう?^ ^
以上、ウイスキー藤村でした!
<オマー ピーテッドバーボンカスク カスクストレングス>
◯原産国:台湾
◯区分と地域:宜蘭(ギラン)
◯タイプ:シングルモルトウイスキー カスクストレングス
◯原材料:モルト
◯アルコール分:57.7%
◯試飲量:15ml
◯グラス:グレンケアン
<テイスティングコメント>
◯色:明るいゴールド
◯香り:うまじょっぱい燻製、焼きリンゴにベーコンを巻いたよう、ほのかに灰っぽさがある、鼻の奥の方をツンとさす刺激、西洋ワサビのよう、かすかに生乾きの洗濯物、奥の方に古酒ののようなニュアンス
◯ボデイ:ミディアムフル
◯味:アタックは中程度、ピーデッドモルトをそのまま口にしたような、舌にはザラメのようなざらっとした感覚がある、うまじょっぱいベーコン、カルバドスのようなりんごっぽさ、ベーコンアップルパイ、夏場のバーベキュー、口の中に灰が入るような感覚、ややお酢のような酸味、お寿司に合いそう、木製のアンティーク
◯余韻:長い
最近トイレの頻度が異様に上がっているウイスキー藤村です!