知れば知るほど、意外な一面を魅(み)せる酒こそがウイスキーである
「ウイスキーが好きだ」ということを人に話すと、飲まない人からは
「えっ?…ウイスキー?」
といったあまりにも微妙な反応をもらうことが本当に多い
(ウイスキー好きには、あるあるだと思ってるよ)
「ウイスキーが抱える誤解って何があるだろう?」って考えてみたら、根深そうな誤解の数々が見えてきたのでこちらでまとめます
[ウイスキーのされやすい誤解] ①酔いやすい
➡︎アルコール度数高いからハイペースで飲まず、結果そんな酔わない
②ストレートで飲む奴は酒豪
➡︎どっちかっていうとハイボールで飲むやつが酒豪
③2日酔いしやすい
➡︎ビールやワインより全然しにくい(2日酔いの原因物質が少ない蒸留酒だから)— ふじむ@ブロガー (@l10_bb) 2017年12月17日
[ウイスキーのされやすい誤解] ①高い
➡︎物による。12年間も熟成させてるのに一本3000円未満(1杯130円くらい)で十分うまい(普段飲み用)
②まずい
➡︎第一印象による。うまいウイスキーは、バタークッキー、青リンゴ、ハチミツ、バニラ、パイナップルなど、多種多様な味がする— ふじむ@ブロガー (@l10_bb) 2017年12月17日
(↑RTの数だけウイスキー好きたちからの誤解への想いをひしひしと感じています…)
5秒でざっと読める目次
ウイスキーの誤解Q.①「酔いやすいんでしょ?」
人々はお酒を「アルコール度数」で判断することに、あまりにも慣れすぎている
アルコール度数はお酒にとって、特徴の1つにしかすぎません
缶チューハイ見て「これは3%か」や「これは8%か、強いなぁ」といった感じで判断することが多いですよね?
そのノリで40~60%のウイスキーを飲むということは、たしかにハードルを高く感じるかもしれないです…
だけれど、考えてみてほしいのですが、アルコール度数があまりにも高いお酒って、ガブガブ飲めなくないですか?
つまりアルコール度数が高い飲み物って一気飲みできないんです
ウイスキーを飲む時は30mlという量を30分かけてちびちび飲んだりします
口に含んで、ワインのテイスティングと同じように、鼻から抜ける感じとか愉しみながら飲みます
だからそんな短時間で多い量を飲まないんです
結果その分酔いやすいということはないんですね
(Barには上品さを保っている人がいて、居酒屋には大声だしてワイワイやってる画を想像したらなんとなくわかってきますw)
ウイスキーの誤解Q.②「ストレートで飲むやつは酒豪だろ?」
ウイスキーをストレートで飲むからと言って、酒豪ではないと思っています
僕自身、お酒を永遠に飲んでいられるほどお酒が強くないんです
ストレートでウイスキーを飲む人は「熱いサウナをやせ我慢しているような強がり」ではなく、極自然においしいと思ってストレートでウイスキーを楽しんでいます
逆にハイボールは喉越しがよく、ビールみたいに飲むことってあるじゃないですか?
あの飲み方こそ海賊を思わせる酒豪感w
ストレートで飲む人は、時間をかけて、じっくりとちびちび飲んでいるので、そもそもお酒に強くなかったりもします
ウイスキーの誤解Q.③「アルコール度数が高いから2日酔いしやすいんでしょ?」
お酒には「醸造酒」というものと「蒸留酒」というものがあります

ビールやワインが醸造酒で、醸造酒(のような液体)を蒸発させては、成分を選んで回収したものがウイスキーなどの蒸留酒です
醸造酒にはアセトン、フーゼル油、タンニンなどの不純物が多く含まれています
それらの不純物が二日酔いを悪化させやすい
ウイスキーが二日酔いをしないお酒であるわけではないですが、「ビールやワインよりも二日酔いが起きにくい」のは確かだという話です

↑ビールがそもそもだいすきなのですが、この次の日は二日酔いで死にました
(個人的にはウイスキーを好きになってからウイスキーでの二日酔いの経験無し!)
ウイスキーの誤解Q.④「値段高いんでしょ?」
ウイスキーって聞くだけで➔Bar➔高級➔高い!みたいな連想ゲームが始まりそうですが、必ずしも高くなくて、本当に物によるんです
ストレートで飲んでおいしいと感じるウイスキーは1本2000円代からあったりします
大体1本700mlで、シングル1杯(30ml)で約23杯分(➔ここテストでますよ〜(´ω`))
仮に3000円くらいでウイスキーを買ったら1杯130円

10000円の高めのウイスキーを想定しても1杯ワンコイン以下

ウイスキーを買って、家で飲む分には、他のお酒と比べてもかなり安いです
しかも何がすごいって3000円代で売っているウイスキーは12年以上かけて作っています
10000円代までいけば20年以上
そんな時間をかけてできたウイスキーがあまりにも安いと思うのは自然な話です
ウイスキーの誤解Q.⑤「そもそもまずかった記憶が。。。」
第一印象ですよね、、、、、つまり出会い方が悪かったってことだと思います
ウイスキーを美味しく飲み始められる機会って、確かに考えてみるとほぼ無いんですよね
いい先輩がBarに連れて行ってくれたり、憧れのあの人がウイスキーを好きだったりしない限り、中々いい出会い方をしないのがウイスキーだったりします
僕のウイスキーとの始めての出会いは、成人してから高校野球時代の仲間と飲んだ「ブラックニッカのストレート&コール一気飲み(地獄)」でしたw
「いでよシェンロン!」とか言って7杯のストレートを一気飲みする苦行。・゚・(ノД`)・゚・。
それからというもの「ウイスキーはまずい」という印象を数年間もっていたのですが、幸い、ハイボールがだいすきで、ハイボールの正体がウイスキーだと知るまで飲み続けていたことが、ウイスキーの印象を大きく変えましたw
美味いウイスキーはいうなればクラシック音楽のようなハーモニー、JAZZのような精密かつ余白のある味だったりして、とても一言では言い表せません
味を話しあう時、ウイスキー好きたちは
- バタークッキー
- 青リンゴ
- ハチミツ
- バニラ
- オレンジ
- パイナップル
- ココナッツ
- チーズ
- 出汁
- 燻製
、、、などなど、数え切れないほどの味の表現をしたりします

同じような茶色い液体から上のような味が感じ取れるってまじですごくないですか?w
銘柄によって、全く違うんです
しかも長くそのウイスキーと付き合ってると、違う味を感じて➔魅了されて➔辞められないっていうのが「ウイスキー沼」ですねようこそ
ウイスキーの誤解を解こう!のまとめ
こうやって書いてみるとウイスキーの誤解って本当に根深そうですw
誤解されてるからこそ、良さを知った人から愛されているという、なんと共感できるお酒なことか笑
最近はSEKAI NO OWARIのSaoriさんがウイスキー好きとして公言していたり、ドラマで取り上げられたりで、ウイスキー女子なるものも増えているそうな
明日早いしなあ。パソコンを閉じる。そして誰もいないリビングでウイスキーをストレートでキメる。 pic.twitter.com/0Twx6iWhyN
— Saori(SEKAINOOWARI) (@saori_skow) 2014年2月19日
(↑ほぼ空やん)
気がついた人からウイスキーを飲み始めている
良い物知るなら、なるべく早いうちがいいですね!
今ウイスキーの美味しさに気がつけたあなたは、超ラッキーです!笑
あなたはどんなウイスキーから飲みはじめてみますか?
個人的には「グレンフィディック12年」とかが、はじめの1本だと良いと思っています
次の記事へ>>>グレンフィディック12年はコスパ最高のウイスキー!初めの1本にすべき『原点』
▼普段は Twitterで活動しています。気が向いたらフォローしてくださいっ
▼そもそも「ウイスキー藤村」って誰だ?
ウイスキー藤村
最新記事 by ウイスキー藤村 (全て見る)
- Q.「お寿司に合うウイスキーって何かありますか?」 - 2019年12月5日
- Q.「【ウイスキー初心者】がまずはじめに飲むべき銘柄はなんですか?」 - 2019年12月5日